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「今日、泊まっていこか？」
雑炊を2人で平らげて、薬箱から薬を飲ませると、
ソファーのAの隣にどっかりと座ってやった。
寒ないように毛布被せたって、
無音もあれやから、テキトーにテレビつけて。
そしたら、俺の肩に頭を乗せてきた、A。
珍しいなぁと思って、しんどいん？って聞けば、
素直にしんどいって言う。
でもベッド寂しいからこうしてたい、って言われたら、
待ってました！って、
俺のアホな心臓はバクバク鳴りだした。笑
あー、可愛い。
なんなん、可愛いかよ、まじで。
「それは、いい。 うつるから早よ帰って。」
だからちょっと調子乗って、
泊まって行こか、なんか言うたら、
綺麗バッサリ、断られてもうた。
けど、また咳出てるし、
さっきみたいに寝てる間に苦しんでたら嫌やし、
結構真面目に言うてんのやけどなぁ、
なんて思ってるけど、
絶対全部スケべにとられてる。
別にそんなん考えてないわけじゃないけど、
我慢できるもん俺やって。
「…じゃあ、夜までおっていい？」
「夜って、いつまで？」
「Aが夜に寝るまで。」
「そんなにいらん。 それまでには帰って…」
だんだん声がとろんとしてきたなと思って隣を見れば、
また長い睫毛がふわふわと閉じてる。
腹一杯やし薬飲んでるしな。
けど、
「この体勢で寝るん？ しんどなんで？」
そう思って尋ねても、もう遅い。
Aはすーすーいいながら、
すっかり夢の中に入ってもうてた。
「やっぱ横なったほうがいいんちゃう？」
ってかベッドじゃなくてソファー寝てもうたやん。
これって身体痛くなるし、
ベッドまで運んであげたほうがいいんかな、
とか思って、ふと携帯で、喘息、と調べてみれば、
なんとそこには、座ってる方が呼吸が楽、の文字。
「へぇ、そうなんや。」
だから、結局そのまま肩にもたれかからせといて、
そしたら、その規則正しい寝息につられてか、
俺も眠なってきてもうた。
「今は動かれへんしええよな。」
腹一杯やし気持ちよなって、隣で目を閉じる。
これでもし夜までおってもうても仕方ない、不可抗力や。
「早よ良くなれよ？」
そう言って頭を撫でてやると、
俺も一瞬で夢の中に吸い込まれていった。
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あい(プロフ) - メンバー全員のやつも読んでみたいです！看病される側でっ！よろしければお願いします！！！！ (2017年6月4日 2時) (
レス) id: 2524cbcb18 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの - 完結お疲れ様です！楽しく読ませていただきました！もし良かったら照史くんバージョンも読んでみたいです。ご検討よろしくお願いします。今後の作品も楽しみにしています！ (2017年5月13日 8時) (レス) id: 6a6ef96bd0 (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - 完結お疲れ様です！凄く面白いしｷｭﾝｷｭﾝしました。この風邪のシリーズとして流星くんのとかも見てみたいです！できればで大丈夫なのでよろしくおねがいします！ (2017年5月12日 22時) (レス) id: 96865ceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
かかりちょー - それからの二人とか…見てみたいなぁなんて！ (2017年3月30日 18時) (レス) id: e36cd9e327 (このIDを非表示/違反報告)
もんぷー(プロフ) - 面白かったです！重岡くんバージョンも作ってくれたら嬉しいです！ (2017年3月30日 8時) (レス) id: 866680f15b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 x他1人 | 作成日時：2017年3月29日 11時
