【ｄ！】どうやら、軍人らしい。【sha】【完結】 (ページ18)

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１７話ページ18

NOside

「........今から会議を始める」

「「「「........」」」」

金髪に紅色の瞳を持つ者が皆にそういう。
空気は重たく、どんよりとしていた。

「今回の戦争は勝つ事ができた。

だが、シャオロンが消息不明兼生死不明、だ.........

ゾム。

何があったか教えてくれないか？」

「っ........

俺のせいなんや.......

俺が残党に必死で足元を見てなかったから......

シャオロンは俺を庇って光の輪の中に落ちていったんや........」

「光の輪？」

「っそうや。

俺もようわからへんし、
あれが何処に通じてるかわからへん」

「クソッ」と緑のパーカーを被った青年が机を叩く。
その青年は自分を追い込んでしまっている。
俺のせいでアイツが落ちた、と。

まず光の輪とはなんだろうか？
誰が原因なのだろうか？
誰のせいであの青年はあっちの世界(・・・・・・)に行ってしまったのだろうか.......

それは誰も知らない。
否、知っている人(・・・・・・)は彼らが知る由もない。

だが......

それでも.......

「まぁその点は後回しだ。

まずはシャオロンを探そう」

「「「「「ハイル・グルッペン」」」」」

「........」

「ゾムも探すゾ？」

「っハイル・グルッペンっ.......！」

彼らは立ち上がる。
どんな壁が待っていようと.......

NOside終了