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Aside
毒が回った僕の体、だんだん意識も失いかけていたそんな中。
彼の言葉はあまりにも悲しくて、自分が愛されている事にも気づいていなかった。
それに、僕は我慢ならなかったらしい。
A「…そんな事…な、い。」
A「愛すことすら…許されなかった僕に比べたら…全部…なんとも思わ…な…。」
思った。
この人は、大切な人が近くに居るのに気づいてないんだろうな、と。
感じた。
あぁ…この人、自分が一人だって勘違いしてるんだ、と。
A「…貴方は…一人じゃない…。」
四つん這いで、目も霞んでいたが、
僕は真下にある紅い瞳目掛けて必死に訴えかけた。
貴方には、信頼できる仲間がいると。
…一人なんかじゃないんだ、と。
A「僕と…同じになっちゃ…ダメ。」
XAN「…！」
僕は笑いながら、涙を溢していた。
そして傷や痣が浮かび上がる彼のその顔に、僕の雫が滴り落ちる。
──もう…後悔する人なんて見たくない。
誰も傷ついてほしくない…傷つくのは…僕だけでいい…。
A「(…貴方は……悲しい人なんかじゃ…ないんだから。)」
僕はあんな辛い想い、誰にもさせたくない。
僕ももう二度と、あんな想いしたくない。
自覚すべきなのに、したくないから、この気持ちに気づいていないフリをする。
ｸﾞｲｯ
…………え？
ﾁｭｯ…
A「…！？」
XAN「…。」
突然、頭を手で押さえつけられ、そのまま下に顔を落とされた。
そして僕の口の中は鉄の……血の味が広がってくる。
……今、僕はXANXASサンに、キスをされて…？
XAN「…しけた面…してんじゃねぇ。」
頭が放されたと思えば、苦しまぎれにそんな一言。
A「………ぇ…？」
XAN「ちゃんと笑え。
…お前まで…オレは無くしたくねぇ。」
A「！……ぁ…ぇと……うん。」
どう反応すればよかったのか。
頭の回らない今、僕からはそんな言葉しか出てこなかった。
チェ「A様。これ以上はお二人とも体が持ちません。」
僕は、チェルちゃんとXANXASサンへ交互に微笑み、声をあげた。
ﾌﾗｯ…
でも、僕の意識は朦朧としていて、あまりそこからの内容は覚えていない。
そして倒れた時最後に見えたのは、必死で僕の名前を呼ぶ、皆の顔だった。
ラッキーカラー
あずきいろ
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桜歌(プロフ) - イメ画書くの楽しかったんで、のちのちまた書きたいです。 (2017年10月3日 19時) (
レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌(プロフ) - 咲夜さん» そりゃあ関西弁ですね、私も関西弁使ってます。皆…とはいかなくても、全体的に明るい雰囲気はありますよ。夢主ちゃん…私の画力じゃ、これが限界なので…彼女の可愛さが伝わらなかったらゴメンナサイ！ (2017年10月2日 21時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - 大阪ってやっぱりあれかな！？皆歩くときとか良く笑ってるのかな？関西弁かな？面白い人ばっかりかな？めっちゃ気になる！しかも夢主ちゃん可愛いすぎ.....リアルが悲しいぜ (2017年10月2日 21時) (レス) id: c457f737d3 (このIDを非表示/違反報告)
桜歌(プロフ) - ベルさん» ありがとうございます！！未来編でもグダグダかもしれませんが、応援していただけると、とっても嬉しいですっ！ (2017年10月2日 18時) (レス) id: 64520691b8 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 桜歌さん» 更新ありがとうございます！未来編楽しみに待っています！！ (2017年10月2日 18時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜歌 | 作成日時：2017年9月18日 9時
