【地縛少年花子くん】キメツ学園の花子くん【鬼滅の刃】

拾玖ノ怪 トイレ掃除は飽き飽き ページ21

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寧々が花子さんの助手に、そして私が花子さんの所有物(？)になってから一週間。

私達はただひたすら毎日毎日…



トイレ掃除をさせられていた(二人居るから交代制だったり、そうでなかったり)。



今までだと、寧々と葵か、炭治郎達と一緒に帰っていたのに、ここ一週間トイレ掃除の日々。



「何で毎日放課後トイレ掃除しているんだ？」って炭治郎に言われた時はなんて答えようかめっちゃ悩んだよね…ウン。

炭治郎は匂い、善逸には音でバレるから嘘付けないし…。

その他にも冨岡先生とか煉獄先生とかに、何故だか知らんが掃除して偉いって褒められるし…。





「…ぶっちゃけ、あの二人に褒められるのは嬉しいのだけども」


「あの二人って？」

「のわ！？…て、花子さんか」





そして今日もトイレ掃除の為、女子トイレにやって来た私。


寧々は今日は無し。私のみである。


私の周りをふわふわと浮かびながら、話しかけてくる花子さん。

正直結構シツコいので、素直に答える。





「先生だって、せーんせ」

「先生…。ヒモリって褒めてくれるなら誰でもいーの？」

「いや確かに褒められるのは嬉しいけど、別に誰でもいいって訳じゃないから」

「ふーん」

「てか私、今日は早く帰りたいんですけど！」

「え、何で？」





何でって…そりゃもちろん！





「炭治郎に新作パンパーティーにお呼ばれしたの！こんなの行くっきゃないじゃん！」

「パンパーティー？」





一年に二、三回炭治郎と禰豆子のかまどベーカリーで、炭治郎達が考えた新作パンの試食を頼まれる日があるのだ。


それにお呼ばれしたのは、私含め、前世でもお馴染みの仲良しメンバー。

私、善逸、伊之助、玄弥、カナヲなのである！



炭治郎の考えた新作パンの試食！

これはもう毎年の恒例行事！行かない訳がない！





「あ、冨岡先生と煉獄先生も来るんだっけ。あの二人もかなりの常連客だし…そりゃそっか！いやぁ楽しみ〜！」

「…ふーん」

「花子さん？」

「…何」

「何で拗ねて…いや、近いんだわ。首絞まる、離れろ？」

「ヤダ。…ヒモリのバーカ」

「馬鹿って…ぐえぇしま、絞まってるゥゥ"」





何故か拗ねた？花子さんが、後ろから私の首元に抱き付いて来た。

回された腕の力が徐々に強まり、私の首を現在進行形で締めているんだが、お気付きだろうか。



そんな時。


ハクジョーダイ？が怪しげにボボッと燃える様な光を発した。




何々急に燃えてどした。






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