【地縛少年花子くん】キメツ学園の花子くん【鬼滅の刃】

拾陸ノ怪 お代はカラダ？ ページ18

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何故かキラキラと目を輝かせながらこちらを見る寧々。
それをどしたこの子は…と見る私。
そんな私にパチパチと拍手する花子さん。





「やるじゃんヒモリ！…ヒモリって、強いんだ？」

「ま、まあね…何その目…」

「んーん〜、べっつにぃ〜？」

「果てしなく嫌な予感がするのだけども…」

「気のせい気のせい〜」





獲物捕えたり！と言った様な目をした花子さんに、ぞわりと果てしなく嫌な予感がした。


そして一瞬でいつもの何考えてるかわからない笑顔に戻る。





「ヒモリが送り返しはしたけど…。しつこそーなカンジだったし、また来るだろうな」

《そ、そんな！どうしよう花子さん…A…。私、あの魚に連れてかれちゃうの？あんなお願いしなきゃよかったよ…》

「大丈夫だって、また来たら私が…むぐっ！」

「ハーイ、ちょっとヒモリは黙っててネー？」





そう言って背後から花子さんに口を手で塞がれた。

そこであれ？と疑問が湧く。



花子さんって幽霊…だよね？

何で私に触れられるの？
水槽も触れてたし…いやでも、寧々は触れてなかった様な……怪異ってわっかんねー。



なんて考えていると、スッと花子さんの瞳から光が消えてギョッとする。

口は笑ってるのに、目が死んでるとはこの事を言うのだろうか。





「泣いても無駄。これが怪異に関わるってコトだ。言ったよね？使うなって。せっかく忠告したげたのに、おばーかさん♡」

《ア、アゥ…》

「むぐもご…(自業自得か…)」

「…でも、君はコレをセンパイには使わなかった。だからまだ願いを叶えてあげられる」

「《！》」


「人間に戻りたい？」





なんつーいい笑顔だこと。

そんなのイエスしかなくね？
一生魚はごめんだわ。



そして花子さんのことだ。
絶対無償でやってくれる訳がない。





「願うなら叶えよう。もちろん代償は貰うけど」

「(ほら…)」

《だ、代償って…？》

「さあ？でも最低限の日常生活は送らせてあげる。どーする？」





その返事は、もちろん寧々は決まっていた。





《…戻る、戻りたいっ！お願い花子さん！人間に戻して！！》

「言ったね？じゃあ…


＿＿＿＿＿＿＿お代はカラダで払って貰うよ」






……あ"ァ？


今なんつったこの変態幽霊。








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