【中也クンのお友達ご登場です】 ページ26
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未だに続く二人の口論を溜息を吐き乍、私は眺めていた。
あー…そろそろお開きにしたいのですが…。未だ続くンですかねコレ。
否ね？助けに来て呉れた事に関しては大変感謝してますとも。だけど、此処迄口喧嘩を大人しく訊いてるのは意外と疲れるンだわ。
え？先に帰ればいいじゃんか、って？
否ぁ〜其れも実は無理なんだわ。何故って？
此の二人に、両腕しっかりと掴まれてるから。
あー誰かー、私を解放してー。
なんて、思った時だ。
太宰と口喧嘩なうだった中也クンが何かを見て、あからさまに「ゲッ！」と顔を歪ませた。
そして其の儘フードを被り、サッと何故か私の後ろに隠れた。何故か私の後ろに。
「…えーと、中也クン？」
「何、どうしたの？」
「少し静かにしとけいッ」
「「？」」
そう小声で云う中也クンを見てから、先程迄彼が見ていた方を見遣る。
するとゲームセンターの出入り口に銀髪の男の子と、桃色の髪をした女の子が居た。
二人の右手首に青い
其れに太宰も気付いた様で「嗚呼…」と呟いた。
「あの二人、『羊』の構成員だね。何か不味い事でも？」
「連中と会っていい状況じゃねえだろッ」
あーあ…ドンマイ中也クン。
太宰はそう云うの全く訊いて呉れないから。此奴、寧ろバラす専門だから。
そして案の定、太宰は態とらしく大き目の声で話し始めた。
「おおーい中原中也くーん！仕事に行くよー！首領の命令だ！」
「バッ！？莫迦か手前ェ！黙ってろコラッ！」
「あの二人、此方に走って来たよ」
中也クンのお友達は真っ直ぐ此方に走って来た。
そして中也クンを見て、銀髪君が口を開く。
「中也！やっと見つけた…捜したぞ！」
「お、おう。お前等…無事だったか」
「晶や省吾達がポートマフィアに攫われた。疾く奴等の
「…心配すンな。其の件は対処中だ」
「対処中…？」
「そーう、対処中」
私は余り口出ししない様に黙っていると、太宰が会話に割って入って来た。
そして自然〜に中也クンから私を引き離し、ギュッと片腕を私の腕に絡める。其の行動意味不。
太宰は舌打ちをする中也クンを見乍、にこーっと笑顔で二人に話し掛けた。
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今更ですが、今作はアニメを元にしてます。
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サヒア(プロフ) - 酸素無駄遣い装置さん» 返信遅くなって申し訳ないです！三期見て青の時代ハマりましたよね笑 好きと云って頂けて嬉しいです^ ^ 頑張ります！ (2019年10月16日 0時) (
レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
酸素無駄遣い装置 - 最近文ストのトリップとか青の時代ハマってて！この作品すごい好きです！選択画面とかの設定が好きで！マフィア組とか中也とか好きなので！！頑張って下さい！！ (2019年7月26日 10時) (レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - アリスさん» うわぁーい！嬉しいです！夢主が可愛い！？ありがとうございます！私もマフィア組好きです、とりあえず十五歳編を書き切ろうと思ってます。応援宜しくお願いします！ (2019年6月28日 14時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
アリス - やばいみんな好き←この作品ハマりました！夢主可愛いしマフィア組好きすぎて…これからも頑張ってください！ (2019年6月20日 1時) (レス) id: cae02b46bd (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 心さん» そんな何気ない一言が一番嬉しいです。ありがとうございます^ ^ 頑張らさせて頂きます！ (2019年5月19日 2時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヒア | 作成日時：2019年5月9日 0時
