【非常に帰りたいです】 ページ21
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だが、私に気付いていたのは森さんだけの様で、突然会話に入って来た私に二人は此方に視線を向けた。
「Aさんじゃないか！お早う！」
「手前は昨日の…」
「あー、うん。お早う。…で？私は只二人に付いて行けば善いンですか？首領」
不機嫌な顔から打って変わって、太宰は効果音が付く位の笑顔に切り替えると、ぶんぶんと此方に手を振って来た。
中也クンも如何やら私の事を覚えて呉れてた様だ。吃驚した顔が可愛く見えてしまうのは、きっと太宰より可愛気があるからだろう。
軽くヒラヒラと手を振って挨拶を交わした後、そう森さんに問うと、にこりと笑みを浮かべた。
「そうだよ。Aちゃんは只二人に付いて行くだけで善い。其れ以外はAちゃんの自由にして呉れて構わないよ」
…軽くね？
裏がありそうですんごい嫌なンだけども。森さんだし。
「え！Aさんも一緒！？本当に！？」
不本意ながらね。
パタパタと此方に駆け寄って来た太宰は、私の手を取り、そして其の儘駆け出した。おい。
「よォし！やる気出て来た！じゃ、其処のチビは置いてさっさと行こうAさん！」
「ちょ、判った、判ったから手を引っ張るな！そしてさり気無く指を絡めるな！」
「あ！おいコラ待ちやがれ！」
「ふふ…行ってらっしゃい三人共」
こうして、私と太宰と中也クンの三人の任務が始まったのだった。
否一寸待て。
二人に付いて行くのは判ったけど、何しに行くの？何に付いて調査すンの？此方はね、遅刻して来たから何も判ってないンですわ。
説明、説明求む。
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大まかな説明を太宰にして貰い、現在私達はとある屋敷に向かっている。
然も其の屋敷は蘭堂さんのだ。
だが、中也クンは其れについて何も把握していないらしかった。
仕方ないので、私が説明しようと思い、階段の塀の上をぴょんぴょん跳び乍登る太宰に溜息を吐いた。
「おい、何処に行くのか位教えろよ！」
「悪いけど話し掛けないで呉れる？一寸呼吸で忙しいから」
「首引っこ抜くぞ此の自 殺願望…！何処に向かってるか答えろって…云ってンだよ！」
話を訊かない太宰に、飛び蹴りを喰らわそうと同じ高さ位迄飛んだ中也クン。
だが華麗に避けられたが、其れはお互いに判ってたらしく、気にしてないらしい。
てかさ、マジで私要らンよな？此れなら帰っても…
「帰らないで！」
「帰ンな！」
否何でだよ。
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サヒア(プロフ) - 酸素無駄遣い装置さん» 返信遅くなって申し訳ないです！三期見て青の時代ハマりましたよね笑 好きと云って頂けて嬉しいです^ ^ 頑張ります！ (2019年10月16日 0時) (
レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
酸素無駄遣い装置 - 最近文ストのトリップとか青の時代ハマってて！この作品すごい好きです！選択画面とかの設定が好きで！マフィア組とか中也とか好きなので！！頑張って下さい！！ (2019年7月26日 10時) (レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - アリスさん» うわぁーい！嬉しいです！夢主が可愛い！？ありがとうございます！私もマフィア組好きです、とりあえず十五歳編を書き切ろうと思ってます。応援宜しくお願いします！ (2019年6月28日 14時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
アリス - やばいみんな好き←この作品ハマりました！夢主可愛いしマフィア組好きすぎて…これからも頑張ってください！ (2019年6月20日 1時) (レス) id: cae02b46bd (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 心さん» そんな何気ない一言が一番嬉しいです。ありがとうございます^ ^ 頑張らさせて頂きます！ (2019年5月19日 2時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヒア | 作成日時：2019年5月9日 0時
