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……うーん、流石に此れは駄目、かなあ。
生きる意味がお弁当の感想を云う、だなんて。
変だよね…。
でも出しちゃったし、太宰さん見てるし、今更なんちゃって〜とは云えない。
と云うか！見知らぬ人から貰ったお弁当なんて食べれないよね？食べれないよ！？
如何して私は後先考えないンだろうと思っていると、太宰さんは手を伸ばして持っていたお弁当を受け取ってくれた。
バッと太宰さんを見上げる。
「…君は、初対面の人に、其れも自 殺願望者と云う変人に此処までするとは…可笑しな子だねえ…」
「変人と云う自覚はあったんだ…」
「ん？何だい？」
「い、いえ！？何でもありません！はい！」
太宰さんは笑顔で此方を見乍、私のお弁当を抱えた。
……ん？おべんとう？
「処で、君は…」
「う」
『「う？」』
「うわあああああっ！！忘れてた学校！！」
慌ててスマホで時間を確かめると、遅刻決定まで残り五分だった。
此の儘では完璧に遅刻してしまう。
「すすすみませんんん！！私、学校があるので此処で失礼させて頂きます！」
「ええ！？一寸！」
『そうか、いってらっしゃい』
「はい！いってきます！！」
二人に手を振り、其の儘学校まで私の全力疾走で走った。
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「…行っちゃった」
『凄い速いなあの子』
「名前を聞きそびれちゃったなァ」
『そうだな』
「…ん？そう云えば、何故私の名前を知っていたンだろう。私は一言も口にしていないのに」
『俺が教えた』
「動作と云い、言動と云い…本当に可笑しな子だ」
『だが、気に入ったンだろう。太宰』
太宰は渡されたお弁当を其の場で開ける。
卵焼き、野菜炒め、タコさんウインナー等どれも美味しそうに出来ていた。
無言で其れを見つめ、太宰は卵焼きを摘むと其の儘口に放り込んだ。
もぐもぐと卵焼きを食べた太宰は、やや驚いた表情をし、ゆっくり噛んだ後、ごくりと其れを飲み込んだ。
そしてぽつりと一言。
「………嘘、美味しい」
誰かが作った料理は苦手だった。
マフィアの頃はやたら高級料理ばかりで、似た様な味付けに段々と飽き飽きしていた。
其処からだろうか、誰かの手料理が好きでは無くなったのは。
太宰は黙々と食べ始めた。
「……誰かの手料理を美味しいと思うなんて」
横でふわりと浮かび乍、織田作はそんな太宰を見て微笑ましそうに笑みを溢した。
『あの子に感謝だな』
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9Sに殺されたいロリコン - あ…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………キモくてすんません (2019年8月31日 20時) (
レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - すみません……この子が可愛すぎて悶てるわぁっ！！あぁっ！！喰いたい。（真顔）安室さんの女スカ？ (2019年8月31日 20時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - リリンゴさん» 本当ですか！？有難うございます！続編を作ってる最中なので、是非出来たら其方も読んで頂けると嬉しいです！ (2019年7月16日 23時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
リリンゴ - おもしろいです！最高ですね！ (2019年7月13日 18時) (レス) id: 547ee901cf (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 綾乃さん» 綾乃さん！いいお名前…！有難うございます！頑張らさせて頂きます！ (2019年7月7日 20時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヒア | 作成日時：2019年4月16日 1時
