ギャップが凄い ページ45
.
現在私の家に快斗君がやって来ていた。
自分で云うのもなんだが、中々快斗君は私に対して甘く怒らない。
滅多な事がない限り。
其れが今日なんでしょうがね!!
一応簡単に簡潔に説明しましたけども!!中也さんは私の叔父(?)の知り合いで吃驚させようとしただけって!
でもね!?快斗君の納得出来ねぇみたいな顔がほんと!もうしんどいです辛いです!!
否だってね!?異能について話す訳にも行かないンですよ!私、超平凡人として生活してたから今更異能持ってますとか遅い!色々遅過ぎるンですよね!!
然も思い出してみて!?
お爺ちゃんが亡くなってから色々ありすぎ!!
私いつも通りに過ごしてただけ!私も被害者!行き成り美形さんとの出会いとか昔お世話になった方々との再会とか今迄視えてなかった幽霊さん達とご対面とか…一体誰が予想出来たと云うンですか!!?
云いたい…凄くすっっっごく云いたい。
だけど、此れってそんな簡単に云っていいものなのかな…。
若しかしたら、私が異能力者と知ってしまったら…其れで気味悪がられて…快斗君も、青子ちゃんも…
______離れて行ってしまったら?
其れが何より、私は怖かった。
はぁ…と快斗君が吐き出した溜息にびくりと肩を跳ねてしまう。
…だ、大丈夫。大丈夫。
私が話さなければ、云わなければ、異能を使わなければ…バレる事は、無い。
今迄通りに過ごそう。
うん、其れが一番平和で平凡で幸せな筈なんだから。
「…分かった、分かったから」
「?」
何が?
向かいの席に座っていた快斗君は立ち上がり、私の側に迄来ると右手を上げ、其の手をぽんと私の頭に置いた。
ゆっくりと優しく私の頭を撫でた。
急に如何したのか、と思い乍上を見上げ、快斗君の顔を見た。
何故か少し困った笑顔した彼が居た。
「そんな顔すんなよ」
「…え」
「別にAが信じない訳じゃねえんだ。…ただ」
「ただ…?」
「……あの見た目詐欺の二十二歳野郎が気に食わなかっただけ!」
え…?
…み、見た目詐欺って……中也さんの事?
ぷくりと頬を膨らませた快斗君。
なんだか可笑しくなって私は笑ってしまった。
「み、見た目詐欺って…ぷ!へ、変なの…あははッ」
「わ、笑うなよ!詐欺だろ!アレで成人してっとか!俺よりチビだし、分かるかよ!…しかも」
「?」
不意に片手を取られた。
「…先に、やられたし……」
…何が?
.
888人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
9Sに殺されたいロリコン - あ…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………キモくてすんません (2019年8月31日 20時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - すみません……この子が可愛すぎて悶てるわぁっ!!あぁっ!!喰いたい。(真顔)安室さんの女スカ? (2019年8月31日 20時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - リリンゴさん» 本当ですか!?有難うございます!続編を作ってる最中なので、是非出来たら其方も読んで頂けると嬉しいです! (2019年7月16日 23時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
リリンゴ - おもしろいです!最高ですね! (2019年7月13日 18時) (レス) id: 547ee901cf (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 綾乃さん» 綾乃さん!いいお名前…!有難うございます!頑張らさせて頂きます! (2019年7月7日 20時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サヒア | 作成日時:2019年4月16日 1時