甘いアイスクリームと共に ページ9
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あの後なんとか私は学校にギリギリ遅刻せずに済んだ。
実を云うと、私がこんなギリギリに登校するのは珍しいと先程までクラスの女子達に色々聞かれた。
勿論誤魔化したけども。
そしてあの時、太宰さんにお弁当を勢いで渡してしまったので、今日のお昼ご飯は久しぶりの購買のパンだ。
「でも、本当に珍しいよね。Aがギリギリに登校して来たの」
「え〜？私だって偶には寝坊位するよ？」
私は買ったチョコチップメロンパンを頬張り、幼馴染の青子ちゃんとの会話を楽しむ。
幼馴染の中森青子ちゃん。
お爺ちゃんが亡くなって一人になった私を、何時も気遣ってくれた優しい女の子。
其の上、とても可愛い子。
お爺ちゃん、私、絶対青子ちゃんの友達辞めたりしない！
こんな優しい子、他に居ないもん！
今度お礼にクッキー焼いて来ようかな。
そして、もう一人幼馴染が居る。
「あ！チョコチップメロンパンじゃん！一口もーらいっ！」
「ひえ！？」
「ちょっと快斗！」
突然ひょこりと現れた男の子に、食べ掛けのチョコチップメロンパンを其の儘パクリと食べられた。
「うまーい！」と嬉しそうな顔をされると、何も云えなくなる。
私のもう一人の幼馴染、黒羽快斗君。
お爺ちゃんが亡くなった時、一番に駆け付けてくれただけでなく、私が落ち着くまで一緒に居てくれた優しい子。
び、吃驚したぁ…。
…嗚呼、そっか。快斗君、チョコが好物なんだっけ？
じゃ、快斗君にはチョコクッキーかな。
「ちょっと！何勝手にAのを食べてるの！？あと！ご飯中に立ったら駄目なんだから！」
「あ、青子ちゃん別に大丈夫だよ！気にしてないし、何時もの事じゃん」
「へへ、やっぱ青子と違ってAやっさしい〜！」
「ちょっと！？それどう言う意味よ！」
「そのまんまだっての。アーホー子ー？」
「言ったわねぇ〜！？こっのバ快斗！！」
快斗君の挑発に乗った青子ちゃんは、一体何処から取り出したのか箒を快斗君に向かって振り下ろす。
が、身軽な快斗君は其れをひょひょいっと避ける。
其の繰り返しだ。
は、始まってしまった…。
此れも毎度恒例の何時もの事なんだけどね…。
あはは…と苦笑いし乍、私はメロンパンを食べ続けた。
そして、今日学校に来て、気になった事がひとつ。
ちらりと快斗君の方を見ると、矢張り居た。
快斗君の憧れで、世界一のマジシャンだった黒羽盗一さんが其処に居た。
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9Sに殺されたいロリコン - あ…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………キモくてすんません (2019年8月31日 20時) (
レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - すみません……この子が可愛すぎて悶てるわぁっ！！あぁっ！！喰いたい。（真顔）安室さんの女スカ？ (2019年8月31日 20時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - リリンゴさん» 本当ですか！？有難うございます！続編を作ってる最中なので、是非出来たら其方も読んで頂けると嬉しいです！ (2019年7月16日 23時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
リリンゴ - おもしろいです！最高ですね！ (2019年7月13日 18時) (レス) id: 547ee901cf (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 綾乃さん» 綾乃さん！いいお名前…！有難うございます！頑張らさせて頂きます！ (2019年7月7日 20時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヒア | 作成日時：2019年4月16日 1時
