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人数分のお茶と苺大福をお盆に乗せ、刀剣達がいる隣の部屋の前に行く。
…あ、どうやって襖開けよ。
両手塞がってるし、足で開けるか。
なんて思っていると、ナイスタイミングで襖が開いた。
開けたのは厚だ。
「やっぱ大将か！」
「！」
「主！！」
「やあみんな、まだ死んでないね！と言うか厚タイミング凄いな！なんでわかって…」
「そりゃわかるだろ。大将の気配がしたんだから」
「あ、そうですか」
さ、流石初鍛刀で一番最初に極めた子…！
察知能力トップ3に入るだけはある！
「で、何持って来たんだ？」
「みんな頑張って貰ってるからね、この私の大好物でもある苺大福を食べて休憩しましょ！」
「苺大福…！」
私の大好物、って言う情報はいらんかったか。
あとまんば、甘党だからね。
食い付きがいつも以上に早い。
「言っとくけど、みんなだけだからね？他の子達には内緒だからね？」
シーっと人差し指を口元に添え、ウィンクをする。
それを聞いたみんなは分かりやすくぱあっと笑顔になり、何度も首を縦に振った。
一振ずつお茶と苺大福を渡す。
何故か長谷部は両手で上に向かって掲げたけど。
ちゃんと食べなよ？食べ切るまでここで見てるからね？
「いただきまーす！うめー！」
「いただきまーす！はあ〜頭を使った後の糖分補給は忘れちゃいかんと〜。うまか！」
…くそう！可愛い！
口の端に餡子を付けながら食べてる、可愛い…！
何故カメラを常備してないの私の馬鹿！！
「むぐむぐむぐぐ」
「な！？おい山姥切！一振ひとつだと主が言ってただろう！俺のを取ろうとするな！あと何言ってるのかわからん！」
「おい、長谷部。山姥切は俺だと、本歌は俺だと言ってるだろう！」
はぁ〜…一口で苺大福食べるまんばも、それを注意する長谷部も、未だに山姥切は俺だと言い張るちょぎもいい。
…Am○zonで良いカメラ注文しよう。
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癒しの休憩時間を過ごした後、名残惜しく感じながらも私は隣の部屋へ戻った。
「うぅ〜んん！よし、みんなのお陰で元気百倍！さっさと終わらせて……あれ、これ」
ひらりと落ちた一枚の写真。
それはとある依頼主から貰った写真だ。
「この子も探さなくちゃ。じゃないといつまで経っても安心出来ないもんね」
依頼の内容は『妹を探して欲しい』
「こんな美人ならすぐわかると思うんだけどなぁ。何処にいるの〜
_______宮野志保ちゃん」
そう呟きながら、窓の外を見た。
.
終わり
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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年9月25日 21時) (
レス) @page15 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり - 好み過ぎて語彙力どっかに飛んでいきました (2020年6月2日 22時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く続きが読みたいですね！ 応援してます！ (2019年5月26日 20時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 主〜！灰原哀って子が志保ちゃんですぜ！てか、皆生きてる！ふー↑↑↑↑ (2019年4月14日 21時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです！続きが気になります。応援してます！！ (2019年2月25日 1時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヒア | 作成日時：2019年1月31日 15時
