桜田学園レイン部。-1- (ページ37)

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潤「去年も面接したし、今年も面接で良いんじゃない？」

確かに去年、面接方式で新入部員は集ったものの、結構大変だった。

「えぇ～・・・またあの量やんの・・・？(苦笑)」

去年は、大体90～100人ぐらいを6人で分けて面接して、それぞれ好印象だった何人かを、6人全員でもう1度面接した。

まぁ、なかなか6人全員と性格が合う人なんて、早々見つかる訳もなく・・・

それを今年もやるとなると、結構厳しいけど公平に決められるのは確かだからなぁ・・・

青「どうするんだ？」

そう青志くんが問う。

翔「まぁ、今回の入部希望者の数によるよね。」

「確かにねぇ～・・・」

青「一応だが、今年の入部希望調査では180人中120人が入部希望だそうだ・・・(苦笑)」

120人かぁ・・・(苦笑)

人数を言った青志くんも、苦笑いだもん・・・(笑)

潤「120人・・・」

潤くんも考え込んじゃう人数だもん・・・今年は面接じゃない方が良いんじゃない……？

「やっぱり今年はやらない方が・・・」

あたしがそこまで言った時、

雅「やろーよ！」

・・・えぇ～・・・ww

今まで静かだった相葉っちが急に口を開いた。

雅「俺達が作った部活で、俺達が直接やらないなんて有り得ないじゃん！ねぇ！やろうよ！」

潤「・・・俺もそう思う。」

相葉っちに続くように、潤くんもそう言い放った。

えぇ～・・・潤くんまで・・・？

和「俺は皆に合わせるわ。」

ニノやんは完全に他人任せだし・・・

智「俺も任せる～・・・」

さとぴも他力本願モード。

翔「俺も面接にした方が良いと思うんだよなぁ・・・」

翔くんまで・・・

まぁ、あたしも反対って訳ではない。むしろ賛成に近いんだけど、ただ単にめんどくさいんだよね、アレ。(笑)

1人で何十人も見なきゃいけないんだよ？結構キツいんだから・・・(苦笑)

青「・・・Aは？」

「え？・・・あぁ、お任せします・・・。」

もうどうにでもなれ・・・

青「そうか。・・・じゃあ、レイン部は今年も面接方式で決めるぞ。反対意見は？」

青志くんがそう言うと、5人とも『無いでーす。』って言った。

あたしも、5人が決めた事なら文句は無い。

青「『無い』って言ったなら、ちゃんと責任持てよ。・・・って事で、レイン部の顔合わせはこれで終了、お疲れさん。」

翔「きりーつ。れーい。あざましたー。」

・・・こうして、レイン部の顔合わせは終わった。