桜田学園レイン部。-1- (ページ36)

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ナツ「あ、あたし居ない方が良い？」

ナツがいきなりそう言い出して、座ってたイスから立ち上がった。

「大丈夫だよ(笑)どうせ一緒に顔合わせ行くでしょ？」

ナツ「あ、そっか。じゃあ居るわww」

そう言ったナツは、またイスに座った。

青「じゃあ、プリント配るぞー。」

座ったナツを見届けた青志くんが、何かのプリントを配り始めた。

配られたプリントを見ると、レイン部についての色々な事が書かれていた。

青「これからレイン部の顔合わせを行う。」

そう言った青志くんを合図に、

翔「きりーつ。」

―ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ―

翔「れーい。お願いしまーす。」

翔君が号令を掛ける。

「「「お願いしまーす。」」」

―ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ―

青「・・・じゃあ、レイン部について話そうと思うんだが、お前らが作った部だから、俺よりお前らの方が分かってるだろ。・・・って事で基本的な事は省略する。」

確かにね・・・基本的なルールはあたし達が作ってるし。(笑)

青「それでだ。次が問題なんだが、今年の新入部員の件だ。毎年、部活動は新入部員を募集しなければならない。もちろんこの部もだ。俺は、お前らの意見を尊重したい。だが、学校のルールは変えられない。どうする？」

和「俺は、出来るならこの6人が良い。」

ニノやんが最初に言葉を発した。

「あたしも出来れば6人が良いけど、とりあえずは募集しなきゃいけないんでしょ？」

青「あぁ、そうだな。一応募集はしなきゃいけない決まりだ。特に高等部はな。」

「そっかぁ・・・」

やっぱりチームワークは学校生活・部活動では大事な所。

今まで、この6人でやってきて培ってきた絆を、新入部員が入る事によって崩されたくない。

その為には、厳正な選考をして決めなきゃいけない。

去年はその結果、誰も入れずに終わったんだけど・・・ww

潤「じゃあ、面接で良いんじゃない？直接会わないと部員にも出来ないでしょ。」

そう潤くんが提案した。