桜田学園レイン部。-1- (ページ32)

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そうして、札もGETした私は、りんりん先輩・詩先輩と『また後で会う。』という約束をして、とりあえず別れて、学校に向かう事にした。

スマホで時間を確認すると、今の時刻は3:40。

微妙な時間だけど、特に行く場所も無い私らはとりあえず話しながら、学校に戻る。

寮から学校までの、約5分の道のり。

学校が近くなってくると、帰宅途中の受験生が多くなってくる。

そっか・・・4:00までだったもんね……

そして、もう目の前に校門・・・という所まで来た時。

？「なーつめっ！」

突然後ろから誰かに抱きつかれた。

「ぅえっ！？・・・誰？」

？「あたしだよーん。(笑)」

そう言って、目の前にピョコンと飛び出てきたのは・・・

「ナツ！！」

親友のナツでした。会うのは、実に2週間ぶりぐらい。

ナツ「会いたかったよ～！」

そう言って、前からもギュ―っと抱きしめられる。

「私も会いたかったよ～！」

私も、ナツを抱きしめ返す。

和「あの・・・久しぶりの再会中に申し訳ないんだけどさ、ちょっと目立つから離れようか。」

「へ・・・？」

ニノやんにそう言われて、辺りを見回すと、こっちを見てる生徒がチラホラ・・・(苦笑)

私達は、急いで離れる。

「あれ・・・ナツ…制服だ。」

ナツ「うん。今日、部活の顔合わせでしょ？」

確かにそうだけどさ・・・

「早くない？」

ナツ「いやぁ・・・さっき、友達と話しててさ、話し終わって寮に戻ってたら、夏目と先輩達が居るの見掛けてさ。」

「あぁ・・・うん。さっき一緒に居たよ？」

ナツ「でしょ？・・・だし、この5人も居たしさ・・・学校に行くのかな？って思って、急いで制服着てきた！(笑)」

「そうだったんだ・・・(笑)…相変わらず、察知能力が高いねぇ。ww」

ナツがやって来た経緯を聞きながら、校門を潜って部室へ向かう。

「・・・ってかさ、ナツは今年の部活、何にすんの？」

ナツ「え？・・・夏目は？」

さっきから、ナツは人が居るからか、気を遣って私を『夏目』って呼んでくれてる。

ホントに気が遣える子ですこと・・・

「私？私は演劇にした。りんりん先輩にも言ってあるよ？」

ナツ「あ、マジで？・・・あたしも演劇にしようと思ってたんだー♪」

「ホントに！？ナツが居てくれたら心強いわ・・・(笑)」

ナツ「あたしも、Aが居るって分かって安心したわ。ww」

ナツが居れば部活も安心だなぁ……。(笑)