桜田学園レイン部。-1- (ページ31)

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玄関で靴を履いて、外に出ると5人が縮こまりながらも、待っててくれてた。

私らに1番に気付いたのは、翔くんで。

翔「・・・あ、来た。」

その声で他の4人も気付く。

「ただいま～。」

和「やっぱ捕まってたか・・・。メチャクチャ待ったんですけど。」

詩「あーはいはい。ゴメンね～・・・またウチが引き止めちゃったww」

詩先輩が私と繋いでた手を絡ませて、いわゆる『恋人繋ぎ』をした。

和「ちょっと。(笑)・・・詩先輩？今から学校戻るんすけど。」

詩「はいはい。そんなの分かってますよーだ。」

潤「あ、凛菜先輩。Aから部活の事聞きました？」

潤くんは、りんりん先輩に話し掛けてる。

話題は私の部活・・・らしい。

凛「うん、さっき聞いた。Aの覚悟も聞けたし・・・私は大歓迎だからさ。」

潤「もしもの時のフォローは頼みますね？」

凛「もちろん。任せといて！(笑)」

何か・・・感動。

「潤くん・・・カッコいいね。」

潤「何それ。(笑)」

いやぁ・・・マジでイケメンだわ……ww

和「とりあえず、詩先輩はAと手ぇ、離して下さい。」

詩「おぉ？w・・・妬いてんのか？(笑)ヤキモチかぁ？ww」

和「あーもー、うるさい先輩だなぁ！(笑)・・・んな訳無いじゃないすか。ヤキモチ妬くのは先輩の方でしょ？」

詩「当たり前でしょーが！この子が他の男と仲良くしてる所を見て、妬かない訳が無いでしょ！」

詩先輩とニノやんは、何だか漫才みたいな会話を繰り返してる。

見てて飽きない。(笑)

一方その頃、天然2人はというと・・・

智「早く戻りたいねぇ～・・・」

雅「そうだねぇ～・・・」

寮の前にあるベンチで休憩してます・・・ww

凛「まずさ、詩は手ぇ離そっか。」

詩「・・・はーい。」

絡んでた指と指がスルッと離れる。

離れたら離れたで、何か寂しい・・・。(笑)

詩「そんな寂しそうな顔しないの。また繋ぎたくなるでしょ・・・！」

そう思っていたら、無意識に顔に出ていたみたいで、詩先輩に指摘されてしまった。ww

凛「後少ししたら、私らも学校行くからさ。」

詩「あれ・・・？今日って学校あったっけ？」

凛「はぁ？・・・今日は4:30から新部活の顔合わせだって言ってたでしょ。」

・・・あぁ、そうだった……私も忘れてたわ(笑)