桜田学園レイン部。-1- (ページ4)

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教頭先生と話している内に、受験生はほとんど居なくなっていた。

「ありゃ。皆居なくなっちったね～(笑)」

和「A。いつもの所行くぞ。」

「寮？それとも～、例のトコ？」

和「決まってんだろ、例のトコだよ。」

「ほーい(笑)んじゃ、教頭先生。また週明けにw」

教頭「はい、では週明けを楽しみにしております(笑)」

雅「A～！早く行こっ！」

「分かったから、そう急ぐなってww」

試験会場から、徒歩5分。目的の場所へ行くと、さっき受験していた人達が沢山居た。

「やっぱ今年もか～・・・こう見るとスゴい人(笑)」

潤「スッゲーw」

和「うわ……(笑)」

受験生で溢れかえっているココ。違う言い方をすると『例のトコ』とは、桜田学園本校である。

その人だかりに逆らうように歩いてきた人が1人。

「あ、青志くん。」

青「お・・・咲田。今年も来たのか？」

「うん。気になったから。青志くんは？」

青「久しぶりの休日だったのに『人手が足りない』って呼び出されたんだよ。」

「・・・マジか。そんなに今年多かったの？」

青「あぁ。歴代最高だとさ(笑)」

「うーわ、今年受験生じゃなくて良かった～w」

青「んで、その大半が『アレ』目当てらしいぞ・・・」

「うそーん……だってさ。ヤバイね(笑)」

智「……やべぇ……すげぇ……」

翔「倍率ハンパないだろうね・・・」

雅「でもさ、人混みってテンション上がるねー！」

青「んで、人数が多いから開放範囲も拡大したんだって。今、中見てきたけどパンパンに人が居たぞ。(苦笑)」

ここ桜田学園は、毎年試験が終わると校内を開放している。合格・不合格関係なく、中に入れるので試験が終了次第、流れ込む受験生で毎回イッパイになる。

「ねぇ、青志くん。部室は・・・？」

青「大丈夫。立ち入り禁止にしてある。」

「あー、良かった(笑)」

青「ってか、今思ったけどお前ら変装してるじゃないか。」

「あ・・・忘れてたw……取った方が良い？」

青「いや、ココじゃなくて部室に行ってから取れ。ココは危ない。」

「ほーい。皆行こうぜ～(笑)」

潤「おうっ！w」

和「りょうかーい。」

雅「イエッサー！( '◇')ゞ」

翔「うぃっすw」

智「あーい・・・(。´Д⊂)」