桜田学園レイン部。-1- (ページ25)

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―ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯ―

……ん？何かが崩れる音がしたけど・・・大丈夫かな。

そう思いつつココアを飲んでいたら、りんりん先輩が戻ってきた。

「りんりん先輩。さっきスゴい音がしましたけど……大丈夫ですか？」

凛「あぁ……(苦笑)多分大丈夫だよ。ゴメンね？ビックリしたでしょ(笑)」

「いや……大丈夫ですけど・・・って、りんりん先輩？」

凛「ん～？」

「これは・・・どういう事ですか？」

こうして話してる時に、何故かりんりん先輩が後ろに座ってきて、あっという間にホールドされた。

凛「どういうって……抱き締めてるだけだよ？いつもの事じゃん(笑)」

「まぁ…そうなんですけど・・・」

するとﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯという足音が聞こえてきて、目の前が真っ暗になった。しかも肩が冷たい。

詩「A～っ！！！元気ぃ！？寂しかったよぉ～！！」

目の前が真っ暗になったのは詩先輩が抱き締めたからで、肩が冷たいのは詩先輩の頭から滴ってる水滴だと理解するには、少し時間が掛かった。

「あ……詩先輩。お久しぶりです。」

詩「久しぶり～！会いたかったよ～！」

「私もですよ？」

詩「ほわぁ……天使だ・・・天使がいる・・・」

「えっ？」

凛「詩。Aが戸惑ってるから(笑)んで、頭ちゃんと拭いて。Aに掛かってるでしょ。」

そう言って、後ろからりんりん先輩が、私と詩先輩を引き離した。

詩「あっ！何すんだよ、凛菜！さりげなくAに抱き付くな！」

凛「別に良いじゃん。ね？A。」

「あ……別にどっちでも私は良いですよ？」

詩「くぅ～！天使すぎる・・・！」

この部屋に来ると、いつもこんな感じです。