桜田学園レイン部。-1- (ページ21)

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そこから、とりあえず学校を出よう。と言う事で、私たちは校門を抜け寮へと向かった。

そうして、他愛のない話をしている内に着いた桜田学園の学生寮。

男子寮と女子寮に分かれており、2棟とも異性の連れ込みはご法度らしい(笑)

レイン部としての部屋は男子寮にあり、A1人の部屋は女子寮にある。

だが、大体は男子寮で過ごしている。Aだけは男子寮への出入りを許されているのだ。

「やっぱりさ、桜田学園からココまで近すぎない？(笑)」

和「まぁ、近いに越した事は無いだろ。早く行っちゃおう。」

「どうせ早くゲームしに戻りたいだけでしょ。」

和「だったら何？」

「開き直りやがった・・・」

ニノやんと、口論という名の痴話喧嘩をしていた、その時……

？「ぁんだよ……騒がしいなぁ・・・集中してゲーム出来ねぇだろーが。」

男子寮の傍にあるベンチに座ってゲームをしてる男子が1人。

「壮ちゃん！」

壮「ぉ…？……あぁ、Aか。どうした？女子寮に用事か？」

「うん。それもあるんだけど、まずは壮ちゃんに用事。」

壮「え？…俺？……なに、どったの。」

「えっとね、今日から一週間、寮にお世話になるから。よろしくね？」

壮「あ、おう。・・・おじさんとおばさんは？」

「いつもの出張を兼ねた旅行だって。今回は長くなるらしい。」

壮「…そか、了解。炊事のおばちゃんに夕飯の追加頼んどくわ。札どうすんの？女子寮だろ？」

「ん、助かる。そうなんだよね。だから壮ちゃんに報告がてら取りに行こうと思って。詩先輩居る？」

壮「あぁ……詩なら部屋に居ると思うよ。10分ぐらい前にコンビニの袋持って部屋ん中入って行ったから。少なくとも寮の中には居るんじゃない？」

「了解。壮ちゃんありがとね。」

壮「おうよ。」

何だかんだ言って優しい、壮ちゃんの元を後にして向かったのは、隣にある女子寮。

翔「俺らは中入れないからさ。詩先輩に捕まんないようにな(笑)」

「あぁ……努力はするww」

そう言って、私だけで女子寮の中へと入っていく。

とりあえず詩先輩に会う前に、自分の部屋へと向かう。

中等部の寮生の部屋は1階にある。高等部からは2階になるんだよね。私とニノやんと潤くんは春から高等部だから、一応部屋の把握をしておこうと思って。

寮は1部屋につき2人。人数が奇数だと1人部屋になるけどね(笑)