桜田学園レイン部。-1- (ページ14)

今日:7 hit、昨日:31 hit、合計:9,964 hit

@12 ページ14

その頃、天然2人は・・・

女子1「あっ……あのっ！///」

雅「……はい…？」

女子1「相葉くんと大野くん……ですよね？///」

・・・女子グループに話し掛けられちゃってました。

雅「いや……俺、相葉じゃないけど。」

女子1「え……？」

女子2「相葉くんじゃないんですか……？」

雅「良く似てるって言われるんだ。俺の苗字は、相川。相葉じゃないよ。」

女子3「……そうなんですか…？でも、大野くんは本物ですよね……？///」

智「俺も大野じゃないよ。残念だけど。俺の苗字は、河野。ゴメンね。」

女子1「そ……なんですか。ごめんなさい、人違いだったみたいです。」

…お。引き下がった。2人にしては良くやったんじゃないですか？

女子3「・・・あの～。聞きたい事があるんですけど・・・」

雅「ん？まだ何かあるの？」

女子3「この学校の近くで美味しい唐揚げ屋さん、知らないですか？」

雅「……唐揚げ？……！唐揚げはねぇ、校門を出て右の道路を突っ切った十字路を、左に行った所の脇にある『タナカ精肉店』って所の1個30円で売ってる『ジューシー唐揚げ』っていうのが一番美味しいよ！・・・あ。」

女子3「やっぱり相葉くんだー！///」

女子2「あの・・・」

智「……ん？」

女子2「この辺で、性能が良い釣竿を売ってるお店ってあったりしますか……？私、釣り始めようかな～って思ってるんですけど。」

智「…釣り…？…釣竿…？……！それなら、タナカ精肉店から更に真っ直ぐ行った所のT字路を、右に行った所にある『釣具屋サイトウ』が良いよ。ルアーも結構良いのが揃ってるし、あそこで一式揃えるのもアリだね。あのおっちゃん、初心者向けの釣り堀の場所なんかも教えてくれるからね。・・・あ。」

女子2「やっぱり大野くんだった！///」

その頃、このプチ騒動を止めるにも止めれなかった咲田はというと……

「マジかよ・・・うわぁ～、女子って怖ぇ～・・・」

潤くんからの電話を待ちながら、呑気にあのやり取りを見ていました。

その時、

―ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ…―

ちょうど潤くんからの電話です。

「・・・あいよ。準備出来た？」

潤「おう。翔さんとニノも話したら協力してくれた。なるべく急ぎで。」

「了解。すぐ行く。」

―ﾌﾞﾁｯ…―

咲田はバレて慌ててる2人に向けて一通のメールを送った。

『放送室へ。急いで。』……と。