桜田学園レイン部。-1- (ページ1)

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・プロローグ・ページ1

20××年2月中旬、新学期に向けて学生が励んでいる時期、ある学校の受験が行われた。

「それでは、始めて下さい。」

試験官の合図で、一斉に学生達がテスト用紙をめくる。

―ｶﾘｶﾘ―

―ｺﾂｺﾂ―

鉛筆やシャープペンシルで、答えを書く音しか聞こえないこの空間。

皆、必死に答えを書いていく。

・・・おや？(笑)この学校で、ある意味での問題児がやって来たみたいだ。

しかも、試験中に。どうなる事やら・・・

「おぉ～(笑)やってますなぁ。ってか、書く音しか聞こえないしww」

警備員「あっ、これはこれは。お疲れ様です。」

「ん・・・？おぉ！坂ちゃん！元気？(笑)」

坂下(以下・坂)「おかげさまで。心配ありがとうございます(笑)」

「そりゃ良かった(笑)」

坂「中に入って見られますか？」

「え？大丈夫なの？」

坂「はい。ジャマにならない程度でしたら大丈夫ですよ。」

「あ、そう？じゃあアイツらも呼んで良い？すぐそこで待ってるんだよね(笑)」

坂「そうでしたか。どうぞ？試験官には言っておきますから。」

「ありがとう、坂ちゃん。」

坂「礼を言われる程の事はしていませんよ(笑)ただし、くれぐれも試験中ですので、受験生の気が散ってしまう様な行動は慎んで下さいね。」

「はーい。注意しまーす(笑)」

―ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ―

―ﾌﾞｯ―

？「もしもし？」

「あ、二宮和也？」

和「俺の携帯なんだから、よっぽどの事が無い限りそうでしょうよ(笑)」

「今さ、坂ちゃんに会って。」

和「あぁ、警備員の？」

「そーそー。ジャマにならなければ試験会場入っても大丈夫だってさ。どうする？」

和「相葉さんがうるさくしなければ大丈夫じゃない？(笑)」

雅『おい！俺がうるさくしなければってどういう事だよ！』

「(笑)じゃあ、今からそっちがコッチ来て。試験会場前で待ってるから。」

和「了解。」

「ん。じゃね。」

和「はーい。」

―ﾌﾞﾁｯ―

「さーてと？今年はどうなる事やらねぇ？(笑)」

オレンジ色のネクタイが、風でひらりと宙に浮いた。