第九話 ページ10
「大丈夫、私もお金をもぎ取れない人、恋愛対象としてみてないから。」
「もうからかわんといて。」
流星はこの話題を終わらせてもらえたことに一安心したようだ。
私が父にも捨てたられたときに、施設で出会った彼の第一印象はガリガリ。
食も線も細くて、出会った当時は私よりもうんと小さかったのに(同級生)、今では私を追い抜かし、180cmチョイは確実にある。本当の身長何てきいたこともないから知らないけど。
でも、かさが高いとは感じないのはこれもやはり、骨と皮しかないのかと言うほどの肉付きのお蔭だろう。
ちなみに、顔は整っていると思う。もうちょっと、やせこけた頬に肉がつくと完璧なんだけどね。まあ、男たちを手玉にとれるくらいの美貌の持ち主である私が言うんだから、間違いではない。
でも、確かに今の私は変だ。
妙に急いでる。急がなきゃならない気がしてる。いつもなら、一人に半年かけてもいいものを手っ取り早く済まそうとしている(勿論、何人かの男を掛け持ちはしてきた。)
しかも、今は標的一人だ。
前の相手からむしり取れた金の量がこれまでに比べて少なかったこともそうかもしれないし、この職業が私にあっていないと思いだしてしまったのかは分からない。でも、流星とあの日誓った約束は忘れてはならない。
「まあ、確かに。流星の言う通り、今回妙やわ。私。」
「別の標的も探せば？」
「まあね、探すって言ったてね。また、婚活パーティーか・・・。あそこ嫌いなんやよね。しかも、仕組まれてた感もあるやん。」
まあ、一番婚活パーティーが確実なのはわかるんだ。だって、みんな結婚を望んでる。
「運命的な出会いがしたいってこと？」
「運命的ね・・・。」
確かにね。運命的か。よく考えたら一度もしたことないわ。
「でも、運命的もちょっと違うんやよね。そしたら、本気で好きになっちゃうかも。」
「ええ！真未が！！！」
流星がびくついた。そんなに驚かなくても。
「冗談やし。真に受けんといて。」
流星は上がっていた肩を下げた。
「で、真未はどうしたいの？飲み屋とかわ？SNSなら僕に任せてくれればいいけど。」
「飲み屋か・・・。最近行ってないわ。バーとか行ってみよっかな。」
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Yellow girl(プロフ) - ご愛読ありがとうございました (2019年4月21日 14時) (
レス) id: 27310b0535 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow girl(プロフ) - ヒット数が1200を超えました。ご愛読、ありがとうございます。 (2018年12月28日 17時) (レス) id: f0bca6cee7 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow girl(プロフ) - のんはるさん» いつも、指摘して下さってありがとうございます。これからも頑張ります。亀更新ですみません (2018年12月28日 17時) (レス) id: f0bca6cee7 (このIDを非表示/違反報告)
のんはる - 1つ、義正さんになってますよ。テストお疲れ様でした！ (2018年11月28日 23時) (レス) id: e3f7f52a11 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow girl(プロフ) - 明日からテスト一週間前のため、更新が出来なくなります。 (2018年11月18日 22時) (レス) id: f0bca6cee7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yellow girl | 作成日時：2018年10月10日 18時
