第六話 ページ7
私はいつの間にか公園に入ってきていた。自動販売機で、お酒を買いベンチに座る。
「ああ、私は何がしたいんやーーーーーー!」
酒が入って、酔っぱらったせいか、いつの間にか叫んでいた。
こんな真夜中にいるのは私みたいな酔っ払いだけだろう。
この辺の人はみんな早寝早起きだった。
そんな健全な人たちに憧れてこの町に住んでみてるのだけど、どうにもこうにも私の生活は変わらへん。
「そうしたないけど、そうしたろう。そうしたないけど、そうしたろう。そうしたないけど、そうしたろう。ジャー。」
何処からともなく、意味のわからない呟きが聞こえてきて、顔を上げる。
「だ、誰?」
目の前には汚れた髪、汚れた顔、汚れた服、伸びたひげ、そしてなで肩。手には段ボールを持ったいかにもホームレスらしい人が立っていた。
「ジャー、そうしたろう。そうしたろう。そうしたろうな。」
明らかに私に目線を合わせて来る。本当に誰なん?
「着飾った綺麗な姉さんや。わしに百円をくれんか?そうしたないけど、そうしたろう。そうしたないけど、そうしたろう。」
っひゃ、百円。会っていきなり、百円。どういう事?
いや、ホームレスだから、お金が欲しいのはわかるんだけど。
たった、百円でいいの?
あなたはそれ以上、欲しいとは思わないの?
私とは違うんやね。百円くらいええか。私は財布から百円を出した。
「ありがとう。そうしたないけど、そうしたろう。そうしたないけど、そうしたろう。」
あれ、この私がお金を人にあげてもた。
やっぱり、今日の私はどうかしとる。
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Yellow girl(プロフ) - ご愛読ありがとうございました (2019年4月21日 14時) (レス) id: 27310b0535 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow girl(プロフ) - ヒット数が1200を超えました。ご愛読、ありがとうございます。 (2018年12月28日 17時) (レス) id: f0bca6cee7 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow girl(プロフ) - のんはるさん» いつも、指摘して下さってありがとうございます。これからも頑張ります。亀更新ですみません (2018年12月28日 17時) (レス) id: f0bca6cee7 (このIDを非表示/違反報告)
のんはる - 1つ、義正さんになってますよ。テストお疲れ様でした! (2018年11月28日 23時) (レス) id: e3f7f52a11 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow girl(プロフ) - 明日からテスト一週間前のため、更新が出来なくなります。 (2018年11月18日 22時) (レス) id: f0bca6cee7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yellow girl | 作成日時:2018年10月10日 18時