第二十六話 ページ27
冷蔵庫の中には普段自炊はしていないらしく、大したものは入っていなかった。
朝はご飯派かパン派かはわからない。けれど、もうご飯は間に合わないかもしれないから、近くのコンビニで食パンやスープ、ウインナー、卵、レタスなどを調達した。
寝巻用のジャージから、部屋着に着替えてからコンビニへ向かった。
おかれていたトースターを使い、パンを焼く。
その間にお湯を沸かし、インスタントのスープを皿に移す。
ウインナーを切り、卵を割って、一緒に焼いてスクランブルエッグに。
レタス、キュウリ、トマトなどを盛りつけ、サラダに。
何か好き嫌いがあるかもしれないけれど、野菜はとっておいたほうがいい。
焼けたパンにマーガリンを塗る。
マーガリンはあっつあつのパンの上でトロリととろけた。
沸騰したお湯をスープの素にそそぐ。
対して料理しない割に、意外と上手に段取りよくできた。
食卓と思しき、畳のちゃぶ台に朝御飯を運ぶ。
家は全体的に整理整頓されていて、掃除はよくするようだった。
さあ、望さんを起こしに行こう。
そう思った矢先だった。
「おはよう。」
背の高い男性が私の前に現れた。望さんだ。髪をくしゃくしゃにして、寝起きでとっても眠そうだった。
「おはよう。」挨拶を返す。
「パン？」
「うん。」頷いた。
望さんは私の向かいにあぐらをかいて座った。
寝起きだからか、口数は少ない。
「いただきます。」とだけ言って、パンにかぶりつく。
「おいしい。」
「朝御飯なんて、作らないから久しぶりだ。とってもおいしい。」
「そう。」
とっても嬉しい。褒めてもらえた。気に入ってもらえた。
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Yellow girl(プロフ) - ご愛読ありがとうございました (2019年4月21日 14時) (
レス) id: 27310b0535 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow girl(プロフ) - ヒット数が1200を超えました。ご愛読、ありがとうございます。 (2018年12月28日 17時) (レス) id: f0bca6cee7 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow girl(プロフ) - のんはるさん» いつも、指摘して下さってありがとうございます。これからも頑張ります。亀更新ですみません (2018年12月28日 17時) (レス) id: f0bca6cee7 (このIDを非表示/違反報告)
のんはる - 1つ、義正さんになってますよ。テストお疲れ様でした！ (2018年11月28日 23時) (レス) id: e3f7f52a11 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow girl(プロフ) - 明日からテスト一週間前のため、更新が出来なくなります。 (2018年11月18日 22時) (レス) id: f0bca6cee7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yellow girl | 作成日時：2018年10月10日 18時
