第二十一話 ページ22
6時になった。
私はその時、ホームレスにお礼を言って別れを告げた。
私がベンチを後にすると、彼も立ち上がり
「そうしたないけど、そうしたろう。」と呟きながら、立ち去って行った。
6時になるまでに望からLINEの返事が来た。
今日は10時ごろに行くという返事だった。
ネカフェを飛び出してきた私は、バーにジャージのままで行くわけにもいかず(一応化粧はしていた)、家に一瞬だけ戻って着替えた。
バーに着いた時には、とぼとぼ歩いていたのもあってか、6時半を回っていた。
でも、どうせ、望は10時までこないのだから、あと3時間半もあるわけだ。
店内に入ると客は私だけだった。
でも、お店にいたのは私とマスターだけではなかった。
「いらっしゃいませ。」
「いらっしゃいませ。」
「いらっしゃいませ。」
三人分のいらっしゃいませ。
カウンターの向こう側には小太りのマスターのほかに、私よりも若い大学生くらいの男性二人が立っていた。
名札にはそれぞれ、『重岡』と『神山』と書いてある。
無邪気な笑顔でえくぼが目立つ子と金髪で面倒見が良さそうな子だ。
私はカウンター席に着く。
「ご注文は何にいたしましょうか。」
「ご注文は何にいたしましょうか。」
「ご注文は何にいたしましょうか。」
「いちいちまねしなくてもええんよ、君たち。」マスターが二人を窘めた。
「アルバイトか、何かですか？」私は思わず、マスターに確かめたくなって聞いてみた。
「はい、今日からアルバイトなものでご無礼をお許しください。」
「いえいえ。」
この二人は元気そうだ。でも、大学生か。私は大学どころか、高校も行ってないから、学校生活なんて、九年間しか経験していない。学校はあまり好きではなかった。施設も嫌いだったし、自分の家なんか嫌いというか、なかったし。好きになれる場所が一つもなかった。
「それで、ご注文は？」
「ああ、アルコール抜きのカクテルを一つお願いします。」
「少々お待ち下さい。」
これでWEST全員登場です！
名前が出ていない人もいますが、誰が誰だかわかりますか？
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
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Yellow girl(プロフ) - ご愛読ありがとうございました (2019年4月21日 14時) (
レス) id: 27310b0535 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow girl(プロフ) - ヒット数が1200を超えました。ご愛読、ありがとうございます。 (2018年12月28日 17時) (レス) id: f0bca6cee7 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow girl(プロフ) - のんはるさん» いつも、指摘して下さってありがとうございます。これからも頑張ります。亀更新ですみません (2018年12月28日 17時) (レス) id: f0bca6cee7 (このIDを非表示/違反報告)
のんはる - 1つ、義正さんになってますよ。テストお疲れ様でした！ (2018年11月28日 23時) (レス) id: e3f7f52a11 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow girl(プロフ) - 明日からテスト一週間前のため、更新が出来なくなります。 (2018年11月18日 22時) (レス) id: f0bca6cee7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yellow girl | 作成日時：2018年10月10日 18時
