第二話 ページ3
「こんにちは。」
口角上げて、同じテーブルの23番の男に挨拶する。
「こ、こんにちは。」
男は緊張している風で、たどたどしく返した。眼鏡をかけていて、勉強だけはしてきたガリ勉のように思える。
男は私と同じ関西弁のイントネーションだった。
「もしかして、婚活パーティー初めてですか?」
「は、はい。」
上がり症で、こちらを支配したがらないとなれば、後は金づるさえあれば、コイツで決まりやな。
「じゃあ、私とおんなじですね。分かんないことは多いですけど、私から自己紹介しましょうか。」
「は、はい。」
まずプロフィールカードを交換する。
「長良未久と申します。よろしくお願いします。職業は会社員で、営業をしてます。趣味はお菓子作りです。二か月後に誕生日なので、一緒に過ごせるお相手を探してるんです。お名前は?」
相手の男は顔が真っ赤で、下を向いていた。手に持ったハンカチで汗を拭く。
声をかけられて、驚いた様子でこちらを向いた。
「中間です。職業は会社員で、っお、親の会社で働いてます。」
若干声が裏返っていたが、親の会社か。規模を聞き出さなくては。
「へえ。その会社って有名なんですか?」それとなく聞いてみる。
「っはい。中間コーポレーションの者です。」
こんなにあっさり喋ってくれるんや。しかも、大当たりと来たやん。
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Yellow girl(プロフ) - ご愛読ありがとうございました (2019年4月21日 14時) (レス) id: 27310b0535 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow girl(プロフ) - ヒット数が1200を超えました。ご愛読、ありがとうございます。 (2018年12月28日 17時) (レス) id: f0bca6cee7 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow girl(プロフ) - のんはるさん» いつも、指摘して下さってありがとうございます。これからも頑張ります。亀更新ですみません (2018年12月28日 17時) (レス) id: f0bca6cee7 (このIDを非表示/違反報告)
のんはる - 1つ、義正さんになってますよ。テストお疲れ様でした! (2018年11月28日 23時) (レス) id: e3f7f52a11 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow girl(プロフ) - 明日からテスト一週間前のため、更新が出来なくなります。 (2018年11月18日 22時) (レス) id: f0bca6cee7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yellow girl | 作成日時:2018年10月10日 18時