第27話 ページ28
時は過ぎ気付けば今日で一学期も終わり。
「えー明日から夏休みということでくれぐれも事故やケガには気を付けてーー…」
空調のきいていない蒸し暑い体育館で例の如く校長先生の長い話を聞き流しながら夏休みは何をしようかなんて考える。
海も行きたいしプールも行きたいしお祭りも行きたいし、あ、お泊まりとかしたいかも。れなちゃんとほのちゃん誘ったら来てくれるかな。そうしたら日程とか決めたり必要なもの買いに行ったり…あ、ショッピングいいかも、青春って感じするし、だとしたら…
「おーい、緒方さん、終業式終わったよ〜?」
「ちょっとA、大丈夫??教室いくわよ」
「あ、うん」
考え事をしていたらいつの間にやら全校集会は終わっていて皆教室に向かっているところだった。一人だけずっと壇上の方を見て突っ立ってたらしい。言ってよ。←
「本当に大丈夫?体調悪いなら保健室ついてくけど」
「ごめん、ぼーっとしてただけ。大丈夫」
始業式で倒れたこともあってか、4月からずっとクラスメイトがすごく私の事を気にかけてくれているようで、ちょっとぼーっとしていたり体調が悪かったりするとすぐに皆気づいて声をかけてくれる。
この前なんか体育でちょっと息上がってただけでお水とかタオルとか座る場所とか皆が用意してくれて実は自分は姫だったんじゃないかと錯覚しかけたくらいにはまじで優しすぎて申し訳なくなった。いつもありがとう大好きだぞ〜!
まあ私が姫かどうかは置いておくとして、ついに始まってしまったわけですよ、JKの夏…!
運動部だから合宿もあって大変なんだろうけどそれすらもわくわくしてるしなにより私は青春ものが大の好物なのでもう夏が好きすぎて好きすぎて永遠に日本は夏でいいと思ってる。夏服から見える肌とかしたたる汗とか甘酸っぱい恋の話とか…あっやめてそこのあなた通報しないで。
え?私の恋の話?その話はまたの機会にね(白目)
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大変ご無沙汰しております作者です。
若干時が飛んでしまった感は否めないんですが夢主のAさんには是非今年私達が出来なかった分だけ夏を満喫してもらおうと思います。
相変わらずの亀更新となるかと思いますが引き続き応援頂けますと幸いです。
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作者名:桜空。 | 作成日時:2016年8月23日 22時