第16話 ページ17
なんとか顔に当たることだけは回避し、転びはしたものの意識は取り留めました。セーフ。
喧嘩(?)をしていた女の子達も話が終わってからではあるものの私の奇声に気付いたらしく、声をかけてくれた。
「ちょ、あんた大丈夫?」
「あ、ごめんなさい。大丈夫です。」
「いつからそこにいたの?」
「割と最初の方から見てた...かな?」
「具体的には」
「なめてるの!?辺りから…」
はぁ...とため息をつかれ、赤毛の女の子は続ける。
「狩生玲奈。よろしく」
「私は玉来ほのかだよ。よろしくね。...えっとー...」
そうだよね、初対面ですもの。私の名前なんぞ知りませんよね。
「緒方Aです。名前で呼んでくれると嬉しいかな。よろしく。狩生さん。玉来さん」
そういうと私達も名前でいいよ。と言われたのでれなちゃん、ほのちゃん、と呼ぶことにした。
「2人は女バレに入るの?」
「うん。Aは?」
「私は男バレのマネージャーかなぁ」
女バレでもいいんだけどね。選手は無理や。体力的に。
「そっか、それじゃあ3人で頑張ろうね!」
「うん!!!!!」
約束(?)もしたところで。
やっと女の子の友達ができました。万歳。
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作者名:桜空。 | 作成日時:2016年8月23日 22時