＿《１２》＿ ページ13
･
「ごちそーさまっ」
「ご馳走さま」
「翔ちゃんが作ったわりには、美味しかったね♪」
「どうゆう意味だよ((笑」
「嘘だよ。凄い美味しかった！」
「ははっ、ありがとう」
食器を片付けながら思う。
雅紀、１人で大丈夫かな……
智くんと一緒にご飯を食べてる時も、ずっと雅紀のことを考えてた。
休みの日はずっと一緒にいたから、離れるのなんて初めてで。
重傷だな、これは……
なんて思ってると、
「翔ちゃぁん！」
リビングにバタバタと入ってきて、いきなり抱きついてきた
人にくっつくの、本当好きだな
雅紀は。
「おっ、と。そんな慌ててどうしたの」
「新しいノート！どこにあるの？」
「ノート？あぁ、ちょっと待ってて」
引き出しの中から、白いノートと赤色と緑色のテープを出した。
「それ、翔ちゃんが貼ってたの？」
「うん。雅紀がこのノート見つけてね、丁度近くにテープが置いてあったから、貼ろうってことになったんだ」
「そうみたい！日記に書いてあった♪」
「へぇ……、他の色はないの？」
「あるよ。嵐カラーは揃ってる」
「じゃあさ、俺にやらせてくんない？」
「うん。いいよ」
絶対智くんの方がセンスいいだろー
とか思いながら数分
「できた！」
うん、やっぱ凄いわこの人
めっちゃセンスある
「ちょーセンスある〜。
さすが、大ちゃんだぁ！
翔ちゃん！ペンある??」
「ん、はい」
ペンを渡すと何かを書き始めた雅紀。
それから暫く経って
「書けたぁ〜〜」
「何書いてたの？」
「読んでいーよ」
そう言って渡されたノートを
ゆっくり開く。
そこに書いてあったのは…
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
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作者名：智hina∞ | 作成日時：2013年8月13日 22時
