32話 LAST GOAL ページ35
試合は後半アディショナルタイムに突入した。残りはあと3分、これを制したチームが勝利となる
チームVがフリーキック。キッカーは玲王君。凪君へのコースは防がれてる。もちろん斬鉄君も。さあどう蹴る...!
「来たオラァァ!」
ここで伊右衛門君がナイスセーブ。でもこぼれ球は斬鉄君へ。攻めたボールは雷市くんがカット。でもそのボールは凪君へ
目の前にできる3枚の壁。しかし凪君はそれを読んだかのように山なりなループシュート
それでも我牙丸が神セーブ。そのこぼれ球は潔へと渡った。
この時点ですでに3人は動き出している
まずパスが渡ったのは廻。でも相手はファウル覚悟で止めに来る
次に渡ったのは千切。サイドで数人を抜いたけど警戒されていた
そして潔にボールが行く。千切を囮にしたようだ
残りDFは2枚。それを國神と潔で突破する気だろう
しかし斬鉄君が横からきてボールはアウトに出そうになる
それを雷市くんがカバー。それを拾ったのは廻。ゴール前に向かっているのは千切と國神。
その奥には潔が走っている。パスを出したのは潔へ、
「潔!!凪君来てる!!」
後ろから追い上げてきた凪君。でも先にボールを触るのは潔だろう
まだ空中にあるボールをそのままダイレクトに打ち込んだ
GOAL!そしてそのまま
ピッピッピーーーッ 試合終了!!5-4でチームZの勝利!!
「おめでとーーーっ!」
手に汗握る試合を終えたみんなに駆け寄る。汗なんか気にせずに肩を叩く。
横に目をやると久遠君が居た。その近くには雷市くん。手を差し出している、和解でもするのかな
久遠君も手を差し出した瞬間、雷市くんは久遠君に向かって右ストレート。
やっぱ許してなかったのね!
「お前のことは一生嫌いだけど!!裏切った件はこれでお終いだクソゲス野郎!!
お前らももういいなぁ!!?」
「はは、だってよ久遠君。こっちおいで」
「だとよ。立てホラ久遠」
そして第伍号棟全試合が終了した。結果はチームV11名とチームZ11名。そして脱落するチームから最多得点者が3名。計25人が突破となった。
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しは(プロフ) - めっちゃ面白いです! (2022年12月31日 1時) (レス) @page35 id: e927209d21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくらば | 作成日時:2022年11月29日 23時