業の格好いい姉は赤井さんの彼女です【暗殺教室】【名探偵コナン】

第四話 ページ6

犯人達が拘束されたのは、その十分後だった

たかが十分、去れど十分。

永遠のような時間だった









犯人達は警察に連行された。
他の人質も解放され、事情聴取を行っているらしい
私はあの子のもとへ向かった
今あの子は親を殺され、頼れる大人がいないはずだ


過ジョ「Aちゃん」

確か二人の両親がそう呼んでいたはずだ

過貴「あ、、、」

Aちゃんは虚ろな目をしていた

過ジョ「、守れなくてすまなかったｯ」

頭を下げた

過貴「！？、、、どうして貴方が謝るの？」

過ジョ「、、、僕はFBI…人を守る組織のトップなんだ」

この事件は警察の仕事だった。なんて
言い訳はできない。
何かしら出来ることがあったはずだった

過貴「…」

過ジョ「僕に、もっと力や経験があれば
守れたかもしれなかった…
人を護れなくて何がFBIだ、、、
僕にトップなんて」

過貴「ｯ弱気になってどうするんですか！」

過ジョ「え、、、？」

過貴「貴方はトップなんでしょう？！
トップが弱気で！部下がついて
来ますか！？」

過ジョ「！、、、」

過貴「確かに、ママとパパはいなくなって
しまいました、、、でも、だからこそ
パパとママの死を無駄にしないで
欲しいんです、、、」

なんて子だ、、、
こんなに幼いのに、自分の考えをしっかり
持っているとは、、、


過ジョ「、、、僕は君に助けられてしまった
ようだな」

過貴「え？」

もう、迷わない

過ジョ「僕はジョージだ、君の名前は？」

過貴「私は如月A、です」

過ジョ「君さえよければ僕の娘になってくれ
ないかい？」

過貴「、、、はいｯ！」

そう言ったAちゃんはきれいな
涙を流しながら、精一杯笑って頷いた

第五話→←第三話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す