9人を照らし続ける太陽 Ⅶ (ページ3)

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『なんかすごかったね、』

佐「んは！何がー？(笑)」

『てれび。』

佐「…Aも出る側なのに？(笑)」

二人でくだらない話をしながら樹達から受け取ったご飯を抱えて部屋に戻る

部屋に入れば見知った背中が鏡に向かって踊っていて

目「おせーよ」

『蓮くん？なんでいるの？』

目「事務所に用あって居たら事務所の人がお前いるって言うから部屋に来てみたの」

佐「あ～めめだ～！！！」

そう言ってガバッと蓮くんに抱きつきに行こうとする彼

目「佐久間くん、ソーシャルディスタンス守ってください」

そんな彼を手で制す蓮くん

『あ、蓮くんも食べる？ラーメン。』

そう言って受け取った入れ物を見せればほんの少し困った表情を見せた蓮くん

目「え？この時間に？」

『もしかして、晩御飯食べた？』

目「いや、食べてないけど…」

『じゃあ！食べよ！！！』

そう言って蓮くんを押して移動してもらって3人で料理を囲む

「「『いただきます』」」

この掛け声と共に3人それぞれラーメンを啜る

目「んま、」

『今度また樹ウーバーしようかな』

佐「じゃあ俺も一緒にやろー！」

食事をしながら少し雑談をしていれば何か思い出したかのように声を出す蓮くん

目「あ、てか二人それペアリングですか？」

ペアリング…？

そう言われ手元に目をやれば完全にだいくんとお揃いのリングが左手の薬指にキラリと光る

『どうしよ…』

佐「やばくない？」

目「え？なんかあったんすか？」

きょとん顔の蓮くんにさっきあった出来事をざっくり説明すれば頭を抱える

『…放送前に何か手を打たなきゃ…だよね、、？』

佐「そうだね……、めめ。」

目「…あー、協力した方がいい感じですか？(笑)」

そう後頭部をかく彼にうん、と応え

3人でラーメンを食べながらどうするか作戦を練る

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