9人を照らし続ける太陽 Ⅲ (ページ34)

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翌日無理矢理休みにしてもらい関西の方へ赴く

久々に来たなぁ…

数回お仕事で来た事ある関西

何度か食事もした事ある室くんに連絡を入れて迎えに来てもらう

室「あ！久しぶり～迷わんと来れた？」

『うん、ありがとう室くん。……あのね向井くんに会いたいんだけど…』

室「康二ならなんか俺も来たいゆーて着いてきてんで？(笑)」

向「…こんにちは…！」

『…向井くん初めまして、春咲です』

向「知ってます！めっちゃ好きです！」

『ありがとう…！あ、室くん少し向井くん借りていい？』

室「ええで」

そう言って室くんここ個室あるからと言われ連れてこられたお店に二人で入り

ご飯を注文しご飯が来るまでの間に話を切り出した

『向井くん、向井くんの覚悟聞かせてくれる…かな…？』

人見知りするから変に手出すなよなんて言われたけど…ほんとに人見知りしてるなぁ、ずっとソワソワして室くんのいる車の方見てるもん

向「…俺もな最初は戸惑ってん…せやけどこんなチャンスもう無い思うて…後輩がグループ組んでそこに俺とるたくんおらんでな……」

ぽつりぽつりとしっかりと言葉を紡ぐ彼の言葉に耳を傾け

『向井くん……SnowManに入ってもいい事ないかもしれないよ…？』

向「春咲ちゃんがバッシング受けたから言ってんねんやろ？」

『…うん。私は皆に同じ想いをしてほしくないから、』

向「優しいんやね春咲ちゃん。」

『…優しくないよ……ほんとは居場所が奪われるんじゃないかって怖いだけかもしれないんだもん』

向「誰も奪ったりなんかせんよ…」

『それに……私は…覚悟したつもりで入ってしまったから…』

向「え？」

『最初加入の話が来た時私断ってたんだ…、でもねメンバーと滝沢くんが毎日説得しに来てさ、半年経ってもやるもんだからさすがに根負けしちゃって……覚悟して入ったつもりだったけど想像を超える反応…良い悪い全部が一気に私の元へやってきたの』

向「…」

『向井くんは特にさ関西で人気じゃん、兄組？なんて呼ばれてお兄ちゃんしてるから後輩の子もファンの子も下手したら裏切ったなんて思われるかもしれないよ？それでも…覚悟は出来てる？』

向「出来てるよ。だからさ、苦しい顔せんといてよ(笑)」

『ごめんね(笑)』

その後室くんも混じえてご飯に行ったりして盛り上がりその熱が冷めぬまに私は東京へと戻った

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