9人を照らし続ける太陽 Ⅲ (ページ28)

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【SnowManに加入してほしい】

そう滝沢くんとジャニーさんに言われて2日

いや、私断ったよ…断ったよしっかりと。無理ですと

岩「お願い。俺らにははるが必要なの」

『………』

なんで今6人に囲まれてるんでしょうか

まだSnowManは結成して二年ちょっと

そこで新メンバーはあまりにも酷い。

それなら結成時に私を入れといてくれという気持ちでもあるけどその時に言われても私は断ってただろうなぁ、実際断ったんだけど…

昔から何かと一緒にいることが多かった7人でグループ活動、…楽しいに決まってる、でも

宮「私は女の子だからやだなんて言わないで」

『宮舘先輩…』

渡「俺らが頼んでんだからいいだろ」

『…渡辺さん…』

私は性別の壁がある

実際ファンの子達に不満も抱かせてる存在

『それでも私はSnowManには入りません』

深「はるらしいけど折れてくんない？」

佐「俺らと一緒にてっぺん取ろうよ…夢でしょ？」

『…、』

そう、幼い頃から一緒に居た彼らの前で一度だけ皆でジャニーズのてっぺん取りたいねって言ったことがある……、ただそれはただの夢物語で叶うことは無いそれは分かってた上での発言

それにしれっと何の気なしに言った言葉だったから覚えていてくれたことは素直に嬉しかった、

『私は入りません』

阿「うん、いいよ。」

『…え？』

岩「俺ら6人はお前をSnowManに入れる。」

深「はるが頷くまで説得しに来るから覚悟しとけよ」

そう言って手をひらひらと振りながら去ってく6人

『もー、なんなの…』

ふっかさんと阿部くんが少し離れた所からもうSnowManのメンバーだって思ってるからと大きい声で言ってるのが聞こえたけど聞こえないふりをしておいた

『…男だったらとっくに入ってるよ…』

こんな小さな呟きは誰にも拾われる事なく溶けていった

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