9人を照らし続ける太陽 Ⅲ (ページ22)

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私のやりたい構図も撮れてお疲れ様でしたーという挨拶が飛び交い始め私もある程度挨拶して急いで更衣室に戻り私服に着替える

いや、撮影中はアドレナリンとか色々出ちゃって楽しくなってたけど冷静に考えてずっと下着姿の翔太くんといたの頑張ったな私

過保護な6人に育てられたと言っても過言ではない私はちゃんとしたそういう経験は未だないのは当たり前で、年齢＝彼氏いない歴を順調に記録更新しているわけで、…まぁ、男性にそんな免疫がない訳で…。

ジャニーズにいると顔がいい人達に囲まれてる訳だからそこの免疫はついてはいるけど恋愛等になると一切ついてないのでテンパります、よ、うん、

渡「A着替えたー？」

『あっ！うん！着替え終わった！』

じゃあ入るよーと言い入ってくる翔太くんは朝出会った時と同じ服装に戻っていて

『お疲れ様』

渡「おー、飯食いに行く？この後は？なんかあった？」

『なんも無いから行こ』

渡「じゃあこの前涼太と行った店でもいい？」

『いいよ～涼太くんが行ってる店なら間違いないし！(笑)』

不思議と先程までほぼ裸状態で抱き合っていた二人とは思えない淡白な会話

内心ドキドキはしてたけど、ね？(笑)

渡「A～雑誌発売されたらさ照絶対俺らに説教だよな～」

そう車を運転しながら言う翔太くん

『だね～、意外とあべさく辺りが冷静に怒ってきそう(笑)』

渡「うわ、分かる！康二は顔真っ赤にしてこんな事したらいかんでしょ！とか言いそ～(笑)」

『めめは興奮したとか意味のわかんないこと言いそう(笑)』

渡「やべ～全員想像つくな～、発売いつだっけ？」

『確か再来週？(笑)来週辺りにSNSで告知来るんじゃない？』

渡「ネット大荒れだななべはる！！！って(笑)」

『なんか楽しいねぇ～(笑)』

渡「だってなんだっけ、」

『あー、しかも表紙なんでしょ？』

渡「そー表紙！どれが表紙になんだろーな(笑)」

『ひかるくんの色のやつなら何とか宥めるのいけそうだけど翔太くんの色のか涼太くんの色のだとみんな面倒くさそう(笑)』

渡「俺の色のやつめちゃくちゃ似合ってたけどな」

信号待ちの時に不意にこっちを向いてそういう彼に思わず見惚れた

『はいはい。翔太くん青になるよ』

適当に促し私も前を向く、彼の車中から流れる音楽に耳を傾け移り変わる景色に目を向け

少しだけ目を瞑る

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