9人を照らし続ける太陽 Ⅲ (ページ14)

今日:10 hit、昨日:33 hit、合計:386,609 hit

余計な心配ページ14

宮舘side

マネージャーから全員のいる場で告げられたのは翔太とAの、所謂グラビア撮影。

しかもあと三日後には撮影が入ってる

最初こそ全員…ラウール以外は却下だなんだと騒いでいたけど相手が翔太と分かり翔太はやると言い出し、はたまた照は翔太でも嫌だと言い出したり

当の本人はモデルのお仕事は好きみたいだからやりたいのになぁって呟いてた

「…やりたい？」

『うん、せっかくのお仕事だしね…』

そういう彼女は何処か不安げだった、

それは無理もない、だって俺ら6人がSnowManに加入する前からずっとマネージャーやジャニーさん達大人にAには水着やらの撮影はさせないでってずっと頼み込んでいたんだから、初の肌を露出させた撮影になるんだから不安になるのは仕方ない

ラウールと二人で出ていく背中を見つめながらそんな事を思っていたら

岩「舘さんも反対でしょ？」

「え？俺は…まぁ反対だけど翔太なら任せてもいいんじゃない？やましい事が翔太にできるとは思えないし」

そう言うとA相手にするわけねぇけどそんなバカにすんな！って少し笑い混じりに言う翔太

翔太(こっち)は大丈夫そうなんだよなぁ、

向「だて、、、？顔めっちゃ怖いで？」

「ん、ごめんごめん(笑)」

向「ダテはあれやな言葉には出さへんけどてる兄並に過保護やな！大切な妹が幼馴染みとほぼ裸状態での撮影とか心配なんやろ？(笑)」

そう俺の顔を覗き込みながら話す康二は優しい顔をしていた

「そーだね、後普通にAのメンタル面が心配かな」

向「…それはダテにしか対処出来なさそうやな？」

「そう？康二の方が適任だと思ったんだけど、」

向「俺が明るいからとかでそう思うやろ？でもちゃうで？Aちゃんはダテやないとダメなんよきっと(笑)」

康二にそこまで断言されると一肌脱ぐしかないのかな(笑)

康二とそんな話をしていたらラウールとAが元気よく走って帰ってくるもんだから

向「パッと見は何ともなさそうやけどな」

「まぁ、話してみるよ…ありがとう康二」

そうお礼を言うと大したことはなんもしとらんからええって！と笑顔で言う康二

康二のその明るさと人柄の良さにどれだけ助けられてるか

言葉だけじゃ伝えきれないほどの感謝を視線で送った

向「ダテなら大丈夫やで」

そう小さく呟いた康二の声はきっと俺にしか届いてない

.