末っ子のもう一人ご存じですか？？？ (ページ2)

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居場所ページ2

( 第一章最終話の続き )

田「みや？」

『っ！あ、ごめん、…』

樹の隣を歩きながら過去の事を思い出していればいつの間にかマンションの前に着いてたらしくいつまで経ってもボーッとしてる私の肩をポンポン、と叩く樹。

田「きょも達待ってるはずだから行こ」

『うん。』

そう言って優しく私の手を引き慣れた手つきでオートロックの鍵を開ける彼

エレベーターに乗り込めば樹がそっと口を開いてコンビニの事はあいつらには言わないから安心しろ。って繋いでいた手をぎゅっと強く握った

『ありがとう』

田「お礼は今度風磨と三人で飯な」

『風磨は嫌だわ』

そう言ってればポーン、と私の部屋がある階に付いたらしくエレベーターのドアが開く

『ただいまー』

そう言って部屋に入ればリビングの方から賑やかな声の主達がぽろぽろとおかえりと近所迷惑になりそうなボリュームで私と樹に投げかける

おかえり、そう言われる度涙が出そうになる

田「みや、おかえり。」

『…ただいま(笑)』

やっぱりここは私の居場所なんだ。

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