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数十分後、母はもう会いたくない。なんて言い捨てて私の家から出ていった
『…ありがと…ごめんなさ、っ、』
母が居なくなった途端安心感からか涙がぼろぼろと溢れ出して慌て出す兄と滝沢くん
滝「ちょっ！今泣く！？おい！深澤！」
深「えぇ！？ちょっ、ねぇ〜！今佐久間も照も居ないんだって！ねぇ、Aどした？どっか痛い？」
兄の言葉に首を横に振れば安心した、と言葉と共に優しく抱き締められる
深「俺じゃ無理かもしんないけど少しは安心するっしょ？」
ぽんぽん、と規則正しい音で背中を叩かれて落ち着いたのか涙も段々と止まった
『…迷惑かけちゃって、ごめんなさい…明日からまたお仕事頑張るから…、』
落ち着いてリビングでココアを飲みながらそう言えば滝沢くんがお前は一週間自宅待機なんて言い出した
『なんで？仕事行けるよ？』
滝「一日半くらいでもお前精神的に負担かかってるはずだからしっかり休め…幸い明日からの一週間は生放送は無いんだろ？マネージャーから聞いた」
『…そうだけど、』
深「…少しだけ休んでな？佐久間もその方が安心だろうし、さ？」
優しく頭を撫でてそういう兄に思わずこくん、と頷いた
滝「んじゃ、帰るか」
『…帰る、の？』
深「ん〜、もうちょい居よっかな俺」
滝沢くんと目を合わせてから私にそう言った兄、あぁまた迷惑掛けたかな、なんて思って俯いたら疲れたし後でAに送ってもらお〜とか何とか呑気なことを言い出した兄
『タクシーで帰ってね』
深「何でだよ！」
兄のその返しに思わず笑うとホッとした表情で立ち上がった滝沢くん
滝「じゃあ、お前らはゆっくり休めよ〜」
そう言い残してパタン、と玄関のドアが閉まった
『…お兄ちゃん。ありがとう…』
深「ん？俺何もしてないよ〜？まじで滝沢くんが全部やってくれたし笑」
確かに、お金の事も全て滝沢くんが対処してくれはしたがだいくんとは違う安心感をずっと与えてくれていたのは他でもない兄で、またお礼を言えばなんかむず痒い！なんてジタバタし始めた兄
『あ、だいくんに連絡入れとこ』
深「え？もうお兄ちゃんはいらないんですか？」
『だいぶ。』
深「流石にそんなことないよって言え」
『そんなことないよお兄ちゃん』
深「おーおー棒読み」
ありがと、お兄ちゃん。そばに居てくれて
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杠(プロフ) - 黒雪さん» 初めまして、コメントありがとうございます(^ ^)びッちちゃんの作品に関しましてはページ7に作品名を記載しておりそちらから飛べるようにしておりますので作品名をタップしていただいたらびッちちゃんの作品に飛べるかと思います(^^♪ (2021年1月30日 6時) (
レス) id: 3a7eb7200f (このIDを非表示/違反報告)
黒雪(プロフ) - びっちちゃんの小説ってどちらですか…？ (2021年1月28日 21時) (レス) id: 4eaf43baae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杠 | 作成日時：2020年10月1日 10時
