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深澤 side
撮影が終わって全員で思い当たる所全部探して 、滝沢くんにも連絡入れたりして必死に探した
でも、どこにもAは居なくて 、虚しさだけ残して家に帰って気がつけばアルコールを浴びるように胃に流し込んでいて
佐「もしもし、ふっか？」
佐久間からAから連絡があって母ちゃんと居るって伝えられてあぁ、俺ってやっぱ情けねぇなって
Aに全部押付けたようなもんじゃん 、だって母ちゃんきっと金目当てだぜ？
目の前の缶をまたプシュッと開けて流し込む
佐「ふっか。」
「A泣いてねぇかな、」
小さい俺の呟きは苦いビールと共に胃に流し込んだ
佐久間と話していると何故か
「なぁ、佐久間。俺お兄ちゃん出来てんのかな？…佐久間といる方がAすげぇ楽しそうなんだよ」
なんて呟いて終いには佐久間はどう思う？って聞いてしまった
でも、佐久間はそりゃそうじゃんとかいつもの調子で答えなくてしっかりと
佐「ふっかや照とかメンバーと居る時は全部偽りの無い笑顔だよ。」
酔ってる俺のふわついてる心にちゃんと届いて、
「そっか、…ならいいや。…おやすみ佐久間」
おやすみ、そう一言返ってきて、
俺はそっと電話を切った
Aが俺の代わりに母ちゃんといるって考えただけで罪悪感を感じるし後悔してる。俺が先に会ってれば良かった、なんて。
きっと、先に俺が会ってることを知ったら別の意味で彼女は哀しむだろうけど彼女がひとつのトラウマでもある母ちゃんといると考えると胸が痛い
飲み干した酒缶を全部捨てて寝室に転がり込む
真っ白な天井を見上げて目を閉じるといつの間にか夢の世界に飛んでいて、
夢の中で昔懐かしい記憶が流れ込んできた
『お兄ちゃん！』
「ん？おっ、すごいじゃん！」
『んひ、お兄ちゃんにね、あげたくてひろってきたの！』
そう言って両手いっぱいのどんぐりを差し出す
「ありがとう、A」
『どういたしまして！』
そう言ってパタパタと母ちゃんの元へ走っていったA
そんなAの背中を俺は優しく微笑んで見守っていた
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杠(プロフ) - 黒雪さん» 初めまして、コメントありがとうございます(^ ^)びッちちゃんの作品に関しましてはページ7に作品名を記載しておりそちらから飛べるようにしておりますので作品名をタップしていただいたらびッちちゃんの作品に飛べるかと思います(^^♪ (2021年1月30日 6時) (
レス) id: 3a7eb7200f (このIDを非表示/違反報告)
黒雪(プロフ) - びっちちゃんの小説ってどちらですか…？ (2021年1月28日 21時) (レス) id: 4eaf43baae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杠 | 作成日時：2020年10月1日 10時
