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本番まで後一時間、ギリギリ着いて楽屋に走る
スタッフさんは挨拶もする間もなくほぼ部屋着に近い状態で、しかもすっぴんで走る私を怪訝そうに見ていたがそんなのお構い無しに私は彼らの元へ走る
『着いた…！』
息も絶え絶えでゆっくりとドアを開けば大好きな人達の姿がそこにあって
『っ、遅く…なってごめんなさ、！』
言い終わる前に大好きな彼に抱き締められて、彼の匂いに包まれ安心して涙がボロボロと零れた
佐「おかえり、おかえり…っ、おかえりA…っ、、！」
泣きながら私を抱きしめて呟く彼の背中に手を回して私も彼も声を出して泣く
メンバーは私が来たことに安堵した様子で、また心配そうに眉を下げる人もいて
深「…A、先に準備しといで」
その心配そうに眉を下げてたのはお兄ちゃんで、優しく私にそう投げかけると俺スタッフさんにAの欠席取り消してもらうわと楽屋を出てって、
だいくんがゆっくり離れてヘアメイク手伝うよ、と手を取って鏡の前まで連れてってくれて
『…みんなごめんね』
だいくんが持ってきてくれたメイクポーチを取り出しながら鏡越しに謝罪をすると皆口々に帰ってきてくれただけでいいんだよって、
渡「おかえり」
『ただいま、翔太くん』
ラ「Aちゃん…」
『ラウちゃん心配かけちゃってごめんね、(笑)』
あはは、と笑うとムッとした表情を浮かべただいくんと鏡越しに目が合う
『…だいくん。ただいま』
佐「……おかえり、会いたかった…」
髪の毛先を掬ってチュッ、と髪にキスを落とす彼
私も、と言えば優しくふにゃりと笑う彼とまた鏡越しに目が合って幸せを感じた
岩「A、もうあんま時間ないからさ口頭で説明するけど…」
化粧をしながらひかるくんの今日の曲の動きとか全部聞いて、ヘアアレンジを軽くしてくれただいくんにお礼を言って、急いで衣装に着替える
宮「A、おやつは？」
『…いる、！』
はい、と涼太くんにおやつを口の中に入れてもらいもぐもぐしながら打ち合わせ資料に軽く目を通す
目「Aちゃん、今日ご飯食べた？」
『食べたよ〜』
阿「ほんとに？」
『ほんと！！！ちゃんと食べたもん！』
向「…」
岩「康二？」
蓮くんと阿部ちゃんと話してるとしゅん、としたままの康二くんが視界の端に写った
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杠(プロフ) - 黒雪さん» 初めまして、コメントありがとうございます(^ ^)びッちちゃんの作品に関しましてはページ7に作品名を記載しておりそちらから飛べるようにしておりますので作品名をタップしていただいたらびッちちゃんの作品に飛べるかと思います(^^♪ (2021年1月30日 6時) (
レス) id: 3a7eb7200f (このIDを非表示/違反報告)
黒雪(プロフ) - びっちちゃんの小説ってどちらですか…？ (2021年1月28日 21時) (レス) id: 4eaf43baae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杠 | 作成日時：2020年10月1日 10時
