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＿＿＿ Juri side
あべべとしょっぴーとお見舞いに来て、二人が先に帰った途端物憂げな表情を浮かべて
そして、病室に流れ込んできた風がみやの髪をなびかせて
すごく、綺麗で、儚くて＿＿＿＿＿
今にも消えてしまいそうなくらい綺麗な藤宮
みんな触れてこそいないが傷だらけになってしまった左腕
俺らの知らない所でまた別のものと戦っていて
それに耐えることが難しいんだろう
彼女の為に何が出来るのかみんな日々頭を悩ませていて
そんな時不意に〈 シにたい 〉そう口にした彼女
彼女の顔はどこか切なくて感情の糸が切れかけていて細い細い一本で耐えているようですごく怖くなった
その一本も切れてしまえば目の前の彼女が本当の意味でこの世からも消えてしまいそうで
死なないで、死んだら嫌だよ、そう声をかけようとすれば彼女の左腕がこちらに伸びてきてそっと俺の頬を包み込んで
〈 殺してくれる？ 〉
なんて、無茶なお願いする彼女
その時一瞬俺の手で殺して彼女が幸せになるなら、なんて考えてしまって、
冷静に、冷静にと目の前の視界が涙でぼやける中
「殺すなんて…嫌だよ、」
小さく続け様に " 俺が辛い時そばに居てくれたお前を殺せない " そう呟くと俺みたいに涙をぽろぽろ零し始めて
ごめんね、死にたいの。そういう彼女
どうしたらお前を救える？
どうしたら笑顔が君に戻る？
あの時俺が無理矢理にでも撮影について行ってれば
もっと早く気づいて君の所へ向かっていれば
過ぎてしまった事に" たられば "で考えてしまっても仕方ないのは分かっているがあの時ああしていればなんて事がぐるぐると頭の中に回り始めた
そんな時に小さく君が
〈 カメラが怖い 〉
ほんとに小さく本音を呟いた
「……そ、…か」
アイドルや芸能人にはカメラやスポットライトが常に当たっていてそれを世間に流し続けて
カメラが怖いなんて、俺達には致命傷
克服が出来そうになければそれは死を意味する
みやもそれを理解してるんだろう
いつの間にか俺の胸で泣きじゃくる彼女をそっと抱きしめた
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年9月23日 21時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杠 | 作成日時：2020年9月22日 22時
