末っ子のもう一人ご存じですか？？ (ページ21)

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それからは早かった

退院前に幹部の人が来て直筆の文書を書いて

公式から私の無期限の活動休止が発表されて

SNSは大荒れ

理由は体調不良と怪我としか発表していないから余計に荒れた

6人も情報局の方で会員に向けての動画も撮ったらしく

田「この度は藤宮Aの件について大変ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした」

高「本人もこのような事態になったことを深く反省しており、活動再開に向けて治療等を進めております」

皆が頭を下げている

それが辛くて申し訳なくて

京「きっと、これみや見てると思うので俺から一言いいですか？」

ジェ「おっ、」

京「みや、お前の居場所はここだから絶対戻ってこい。俺らも手伝うから」

『はっ、……戻るに決まってんじゃん…ばか…』

小さく呟いた声は白い病室の中に跡形もなく消え去って行った

退院してから家には戻らず何故か

「どーぞ～」

『…お、お邪魔します…』

「みやちゃんそんな畏まらなくていいのに！」

『え！いや！そんな訳には！』

「大我もうすぐ帰ってくるから、リビングでお茶しましょ」

きょもの家に何故か私は来ています

『あの、、、』

「あ！もしかしてショートケーキ苦手だった？」

『え、いや、…私なんで大我くんのお家に…？』

退院してさぁ家に帰ろう、と思ったらきょもママに拉i致()されて気づいたらここに居た

「んー、詳しい事は聞いてないけどさ、大変な思いしてたのは…見たらわかるから…、落ち着ける場所作らなきゃじゃない？」

だから、ここに連れてきたの、なんて可愛らしい笑顔で言うママさん

『…でもおじゃ…』

「あ、来てたんだ、」

『あ！お邪魔してます！！！』

ただいま～と入ってきたのは大我じゃなくて京本政樹さん、

「あはは！そんなかしこまんないでよ～」

それから三人でお茶をしながら軽く雑談を交わしていればきょもも帰ってきて

『あ、きょも～』

京「早かったじゃん、」

んじゃ俺ら部屋で話してるから、ときょもに連れられきょもの部屋へとあがる

『広くない？』

京「んー、わかんない。(笑)」

『てか、なんで私拉i致られてんの？(笑)』

京「そんなの、心配に決まってるからじゃん」

真剣な彼の眼差しが私の瞳を掴んで離さない