転生したらテニプリの世界にいました。2 (ページ9)

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「桜井さん少しいいかしら」

『え、あ...はい』

朝練が終わって更衣室で着替えて廊下に出ると5、6人の女の人がいた
え、なに、こわっ

連れて来られたのは校舎裏
ベタだなぁと思うし、なんかこの後の展開若干読めてきた気がする

「...桜井さん幸村君とは付き合ってるんでしょ？なのになんで仁王君達や後輩の切原君に媚び売ってるのかしら？」
『え、』

お、おう...そう来るとは思わなかった
てか、その噂まだあったんだ
噂って怖いなぁ

『私、ゆっ...幸村君とは付き合ってないです。それに媚を売ってるつもりはないです』
「じゃあ幸村君や仁王君達に関わらないで」
『それは無理です、私は立海大テニス部のマネージャーですから』
「じゃあやめてよテニス部」
『無理です。それにこんな陰湿なことするよりも告白すればいいと思うんですけど...』
「そんなの相手にされるわけないでしょ」

代わる代わる女の人が言ってくる
中2でやることえげつないよなぁ
いや子供だから出来るんだろうな

『相手にされないのなら告白をしてこっちを見て貰えばいいと思うんです、好きになったから告白するじゃなくて、好きになって貰うから告白するんです』
「え...い、いいのかな？」
『私に聞かれても.......とにかく！私は誰とも付き合ってないし好きな人もいません！誰と誰が付き合っても、誰が誰を好きでも私には関係ないですよ～！授業始まるのでこれで失礼します！』

逃げるように女の人達から離れる
勢いよく言っただけで本心は別
もしゆっきーが誰かと付き合ってしまったら私はどうなるのかな