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「おはようA」
『おはようゆっきー』


朝練の準備をしていると後ろから声を掛けられる
いつも通り
彼女なんていないように接してくる


『今日早いね』
「なんか目が覚めてね」
『そっか』


本当いつも通りなはずなのに、なんとなくぎこちない
ネットを張り終えゆっきー横を通り過ぎると脚が縺れてしまった


『っ!』
「!あぶないっ」


既のとこをゆっきーが支えてくれた
腰を腕で支えて引き寄せてくる、抱きかかえられた場所に熱が集中してしまう


『あっ...』
「大丈夫?」


抱き抱えたまま顔を覗かせてくる
ダメだよゆっきー

手でゆっきーの体を押し距離をとる
なんでと驚くゆっきーの顔


『もう必要以上に私に関わっちゃ駄目だよ』
「...なん、で?」
『だってゆっきーには彼女がいるでしょ、彼女じゃない私がゆっきーに必要以上に喋ってたら彼女さんに気分悪くしちゃうもん』
「A...」
『それじゃあね幸村部長』
「っ...」


ゆっきーが幸せになってくれればそれでいいんだ

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作者名: | 作成日時:2017年9月10日 0時

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