開かないアサガオ

夕立2 ページ13

ツリメside


Aと買い物の途中夕立にあってお互いびしょ濡れ。


A自身は何も思ってはいみたいだけど一応俺も男なんだよね。


『どれ位で止むかな…』


自分のことより雨が止む心配。


『みっくん？』


返事をしないことに心配したのかこっちを心配そうに見てる。


ツ｢？！大丈夫だよ！。それより１回帰ろう｣


『そうだけど雨やまないと…』


そんな、悠長なことは言ってられないよ。


自分の格好を見て欲しい。


ツ｢行こう｣


俺はAの手を引いて雨の中走り出した。


『みっくん！』


嫌がりながらも少し笑ってるAの姿。


自分がどんなに状況だかも分からずなんだろうな。


なんとか家に着き玄関に入るとお互いにびしょ濡れ。


『びしょびしょ』


ツ｢Aも｣


ニコニコしてるAにキュンと来てる自分がいた。


『とりあえず、お風呂入りな…』


ツ｢俺はいいからAがはいりなよ｣


勧めてくるAの背中を押した。


ツ｢Aが風邪ひいたらまた皆困るからさ｣


『…わかった。すぐ出てくるから』


そう言うと脱衣所の扉を閉めた。


Aが居なくたってもドキドキが止まらない。


あの姿は俺以外には見せて欲しくない。


いつもは可愛いしか言われないけれど俺だってしっかり男なこと自覚して欲しい。

お知らせ→←夕立

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す