11 ページ12
お兄ちゃんと別れて、学校へ行くと仲良しの二人が迎えてくれた。
「おっはようございます、Aちゃん！」
「おはよう、A」
「おはよう。雪ちゃん、凛ちゃん」
雪「今日も体調バッチリですか？」
「もちろん。まだ運動は出来ないけどね」
凛「運動出来なくても学校に来れるだけでもいいんじゃない？ずっと入院してたんだから。・・・お兄さん、まだ忙しいの？」
「うーん・・・なかなか休みが取れないみたい」
雪「大変ですねぇ・・・」
「お兄ちゃん自身は何とか上に交渉してるみたいだけどね」
雪ちゃんと凛ちゃんは家の近くに住んでるご近所さん。
二人共、私と同じで近くの高校を受験したみたいで、元々親が近所付き合いで仲が良くて、お兄ちゃんや私の事を知っていた。
入学した時に一番最初に声をかけてくれて、いつも私の事やお兄ちゃんの事を気にかけてくれてる。
雪「そうだ！Aちゃん、今度どこかへ遊びに行きませんか？運動がダメなら、バスを利用すれば体に負担かかりませんから！」
凛「あ、それいいかも！どう？一緒に行かない？」
「行きたい！って言ってもこの辺も詳しくないんだけど・・・」
凛「それなら駅前なんかどう？この間、クレープ屋さん出来たんだけど」
「クレープ食べたい！」
雪「決まりですね！いつにします？」
凛「うーん・・・そうね・・・。A、日曜日はどう？」
「大丈夫。行けるよ！」
凛「じゃあ日曜日ね。詳しくはLINEで決めよ？」
雪「了解です〜」
「OKー。楽しみだな」
凛「期待してていいわよ。かなり評判いいから！」
今まで体験出来なかった事を二人は知っていてこの日を境に出かけるようになった。
もしお兄ちゃんが聞いたらついていく！とか言い出しかねないけどね。
日曜日、予定通りクレープ屋さんへ。
お兄ちゃんは相変わらず仕事。
雪「美味しいですねぇ」
「私、クレープ初めて食べたけど、美味しい」
凛「良かった。そういえば、お兄さんってどうやって休みを取るの？」
「えーっと、マネージャーさんに話をして調整してもらうみたい。でも取れないんだって」
雪「昔は姿をちょくちょく見ましたけど、今はテレビだけですねぇ」
「朝早く出て、夜遅いから。電車にも乗れないんだって」
凛「今は人気だもんねー。寂しくないの？」
「向こうが寂しがってるよ。毎日戦場になってる」
凛「あはは・・・」
妹としてはもうちょっとしっかりして欲しいと思う私だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 142人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かなた(プロフ) - みぃこさん» コメントありがとうございます。ちまちまと更新していきますのでよろしくお願いします(^-^) (2018年4月5日 10時) (
レス) id: 864d26c032 (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - こんばんは☆凄く面白いです(^^)これからも更新楽しみにします(*^^*) (2018年4月4日 20時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：崎元かなた | 作成日時：2018年4月4日 7時
