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大野side
ハードなスケジュールは慣れてる。
だって、その間にも妹のAは病気と闘ってる。
何回も手術を受けて、それでも生きることを諦めないAの気持ちにおいらは救われてた。
だから、おいらは妹の為に周りの人達に嵐として希望や元気を与えようって決めたんだ。
そして、いつかAと一緒に過ごせる日を夢見て。
なのに、成長したAは自慢したいくらい可愛くなってて、びっくりしたんだ。
こんなに大きくなって涙が出そうになった。
同時に兄ちゃんとして守らなきゃって思うようになったんだ。
なのに…このメンバーはなんなの。
おいらのファンだって可能性が低いって言うし、潤くんは笑うし！
そんな事ない！
車が現場に着くなり、急いでAに電話した。
『もしもし、お兄ちゃん？』
智「今、現場に着いたんだけど。聞きたいことがあって」
『聞きたいこと？なに？』
智「Aって嵐のファンなんだよね？その中で好きなメンバーっている？」
『え。いきなりなに？その質問』
智「いいから答えてよ。兄ちゃん、気になってさ」
『全員』
智「え？」
『だから全員だよ。私は嵐っていうグループが好きなの』
智「あ、あー、そうなんだ」
『なにー？お兄ちゃん、それで電話したの？』
智「うん、まぁ…」
『大丈夫だよ。嵐自体が好きだから』
智「そっか、分かった。じゃあ仕事終わったら、兄ちゃんすぐに帰るから！」
『うん、分かった。頑張ってね』
電話が終わって正直ホッとした。
だって、おいらが一番好きじゃないって言われたら、やっぱり凹むしさ。
逆においら以外のメンバーが好きだって言われたら、それも凹むし。
良かった良かった。
さすがおいらの妹だ！
和「大野さん、準備しないと間に合いませんよ？」
智「今行くよ。よし！今日こそ早く終わらせて帰ろう！」
和「張り切るのはいいけど、あなたおじさんなんだから少しは体の事を考えなさいよ」
智「こんなの妹の闘病生活に比べたらまだまだなの」
不安が晴れて、おいらはいつもより張り切って仕事に臨んだ。
皆…いや、Aが一番幸せになれるなら、おいらは何でもするよ。
今まで会えなかった分、おいらがAの笑顔を守っていくんだ。
あと変な虫がつかないようにしないと。
メンバーは危ないような気がするから、会わせないようにしなきゃ！
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かなた(プロフ) - みぃこさん» コメントありがとうございます。ちまちまと更新していきますのでよろしくお願いします(^-^) (2018年4月5日 10時) (
レス) id: 864d26c032 (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - こんばんは☆凄く面白いです(^^)これからも更新楽しみにします(*^^*) (2018年4月4日 20時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：崎元かなた | 作成日時：2018年4月4日 7時
