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朝、目を覚ましたら知らない天井だった。
「あ、違う。退院したんだった」
起き上がって服に着替えようとするけど…。
今までパジャマで過ごしてた私には難しい問題。
とりあえず簡単に着替えて下に降りた。
「おはよー」
「おはよう、A」
「早いな、A。おはよう」
「おはよー、お父さん、お母さん。お兄ちゃんは？」
「まだ寝てるわよ。全く…今日も仕事なのに全然起きないんだから」
起きないんだ。
「お兄ちゃんって朝弱いの？」
「そうよ。メンバーに迷惑かけるなって言ってるのに、いつもギリギリなのよ。いつになったら起きれるようになるんだか！」
「あはは…」
いつもこんな風景なんだ。
私には知らない風景で凄く新鮮！
ピンポーン。
「あ！来ちゃった！」
「？」
「嵐のマネージャーさんだよ。人気グループだから電車に乗れないんだ。だからこうして迎えに来てくれるんだけど…」
「智ー！起きなさい！！」
「あ、私、起こしてくるよ」
「悪いわね。起きなかったら、どんな手でも使っていいから！」
「そんなに朝弱いの…？」
お母さんの言葉にドン引きしながら、お兄ちゃんの部屋をノックしたけど返事なし。
「お兄ちゃーん、迎えが来たって！起きて！」
返事なし。
「入りまーす…」
お兄ちゃんは爆睡していた。
な、なんか凄いレアな部分を見てるような気がするけど、起こさないと！
「お兄ちゃん、お兄ちゃん！起きて！」
智「うーん…もうちょっと…」
「迎えが来たよ！仕事に行かないと！」
智「迎え…迎え！」
起きたお兄ちゃんは寝癖であちこち髪が跳ねてた。
「おはよ、お兄ちゃん」
智「おはよ…。あ、そうだ。A、退院したんだった」
「そうだよ。早く準備して。お母さんが玄関に出てるから」
智「おいら行きたくないよー。Aと過ごせないじゃん」
「いや、お兄ちゃん、アイドルでしょ…。ほら準備してね」
智「はーい」
お兄ちゃんが支度してる間に玄関へ向かって、お母さんの所へ行った。
「お母さん、お兄ちゃん起きたよ」
「ありがとう。紹介するわね。この方は嵐のマネージャーをやってる岸野さん」
岸「初めまして。嵐のマネージャーをやってる岸野です。Aさんの事はお兄さんやご両親から話を聞いてます。退院おめでとうございます」
「あ、妹のAです。兄がお世話になってます」
智「ごめん！岸ちゃん、お待たせ！」
岸「いえ」
寝癖がついたまま兄は出発した。
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かなた(プロフ) - みぃこさん» コメントありがとうございます。ちまちまと更新していきますのでよろしくお願いします(^-^) (2018年4月5日 10時) (
レス) id: 864d26c032 (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - こんばんは☆凄く面白いです(^^)これからも更新楽しみにします(*^^*) (2018年4月4日 20時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：崎元かなた | 作成日時：2018年4月4日 7時
