full moon 6

264月「ラノベ主人公！」 ページ39

ある日

ツキノ寮の
プロセラ共有ルームに
あるキッチンで
夜はお団子を作っていた




語り：夜

みなさんこんにちは
長月 夜です

暑い夏も過ぎ
月の綺麗な季節が
やってきました

※俺の名前は
月がきれいな夜に
生まれたからついたんだよ！


皆さんも
同じ月を
見ているのかな？
お昼にコレを
見ていたらごめんなさい


俺は今
９月担当として
責任重大なお仕事を
全うしようとしている最中です


そう
9月最大の行事
お月見です



おいしいお団子を
みんなに…
そこで試される
俺の…なんか…力？
みたいな…
問われる真価…的な…
でも単純にみんなに
おいしいお団子を
食べてもらいたい…
というのもあります




最初は楽しそうに
お団子を作る夜だが
だんだん暗い表情になっていった
そんな夜に
陽が近づき



陽「夜
落ち着け
深呼吸ほら
リラックス
ヒッヒッフー
ヒーヒーフーフー」
※好評発売中




陽「夜は何でも
深く考えすぎなんだよな
責任とか考えずに
楽しめばいいじゃん？
お月見」
夜「陽…」
陽「みんな
お前の団子
楽しみにしてるからさ」


そういいながら
夜の肩を叩く陽


夜「ありがとう…
俺頑張るよ！」


そんな二人の様子を見て
隼が郁に耳打ちした


隼「［俺の
幼馴染はなんでも
重く考えすぎなんだが］
ってタイトルの
ライトノベル
ありそうだよね？
陽「ねーよ」


隼の言葉にツッコムが


郁「ちょっと
長くないですか？」
陽「おい！」
隼「［おさおも。］
とかに略されるやつだね」
涙「なるほど」
陽「コラ!」
海「よ！
ラノベ主人公！」
陽「だから毎回
［これだから
プロセラは］って
言われんだぞ!!」


それでも勝手に
話を進める
プロセラメンバー
(夜以外)に
大声でツッコム陽



隼「ありのままの
日常を
お届けしているだけなのに
不思議な話だねぇ」
郁「多分8割は
隼さんが原因ですよ」
陽「いや
9割は持ってかれてる」
海「てか
ほとんどじゃ…」
涙「9.6くらい」
隼「みんな？
いくらなんでも
隼さん
しゅんっとしちゃうよ？」


みんなの言葉に
しゅんとする隼
そんな隼に
白田が擦り寄る


．

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