257月「長月くん…？歌ってる？」 ページ32
夜「はぁ…」
自宅に帰り
ため息をつきながら
自室のベットに倒れこむ
夜「そんなこと
言われたって…
違う世界の住人かぁ…
でも…それなら
あの頃だって…」
夜は目を閉じ
幼い日のことを思い出す
「ストップ
長月くん…？歌ってる？」
小学校の音楽の時間
先生はピアノ演奏を止め
夜に問う
夜「っあ…
はい」
「そんなお声じゃ
他の皆に負けちゃうぞ
もっと元気に歌いましょう！
ではもう一度！」
そんな先生の言葉に
泣きそうな表情を浮かべる夜
その日の帰り道
夜「はぁ…
陽「泣くなよなぁ…」
楽譜を持ちながら
ため息をつく夜に
言う陽
夜「泣いてないよ…っ
だけど…テスト
もうすぐだし…」
陽「泣きそうじゃん…」
夜「陽はいいな…
歌が上手くて…」
陽「夜だって
下手じゃないだろ〜
もっとおっきい声で
歌えよ〜」
夜「でも…」
陽「消極的なんだよな〜
俺、夜の声好きなのに…」
夜「陽…」
陽「そうだ!!
今日からうちで
毎日練習しよ！
俺、付き合ってやるよ!!」
夜「っえ？
いいの？」
陽「おう!!
俺歌うの大好きだし！
一日中歌ってられるぅ〜」
夜「昔は…
こんなことで
悩んだりしなかったのになぁ…」
静かな部屋に
夜のため息の音だけがした
それからしばらくして
「文化祭で歌う
合唱曲の楽譜を
配りまーす」
学校で文化祭が近づき
クラスでやる
合唱について話が上がった
「今日から放課後は
毎日練習!!」
辺りから不満の声が上がる中
夜「…え
この曲…」
夜は回ってきた楽譜の
曲名をみて呟いた
席が離れてしまった
陽に視線を移した
その日の放課後
夜「陽
この後合唱の練習だよね
出る…？」
意を決して
陽に話しかけると
陽「っえ…」
「あれ？
なになに
陽、長月くんと
仲良いの？」
陽「あぁ…いや…」
「夜く〜ん
じゃぁ
俺らの仲間に入る〜？
楽しいよぉ？」
そういいながら
陽の友達に肩をつかまれる
．
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桐生美緒(プロフ) - 涙loveさん» ご指摘とコメントありがとうございます！修正かけました！今日はもう少し更新しますね〜 (2017年4月14日 22時) (
レス) id: f4b3cc994a (このIDを非表示/違反報告)
涙love - 仕事お疲れ様です。更新ありがとうございます。笑ったがわらたになってますよ。 (2017年4月14日 20時) (レス) id: e59d869c74 (このIDを非表示/違反報告)
涙love - 頑張ってください。無理はしないでくださいね。毎回楽しみにしてます。 (2017年4月13日 22時) (レス) id: e59d869c74 (このIDを非表示/違反報告)
桐生美緒(プロフ) - 涙loveさん» ありがとうございます!!明日は少しでも多く更新できるよう頑張りますね〜 (2017年4月13日 21時) (レス) id: f4b3cc994a (このIDを非表示/違反報告)
涙love - 更新ありがとうございます。仕事お疲れ様です。 (2017年4月13日 20時) (レス) id: e59d869c74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桐生 美緒 | 作成日時：2017年3月13日 22時
