デジモンアドベンチャー02~始まり~ (ページ18)

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大好きを大切に3 ページ18

Aside

「選ばれし子供達、出動！！」

この掛け声と共にデジタルワールドへと向かう。

着くとヤマトは倒れたガブモンに駆け寄った。

私は辺りを見渡して、あるデジモンを探していた。心が通じるあの子…。

《呼んだか？》

「うわっ！」

後ろに現れた大切なパートナーのレナモン
大輔くんはビックリして尻もちをついたけど。

『うん！ありがとう…！』

「いきなり現れましたね。」

「レナモンはAさんと心が通じ合ってるのよ！」

《どんな時でも駆けつける…友達だからな。》

「そうだね、テイルモン！」

《俺だって伊織が大切だぎゃー！》

「僕もです、アルマジモン」

《俺達だって負けないよな！な、大輔！》

「当たり前だろ！！」

《みんな目的地が分かったよ！》

「よし、行こう！」

ガブモンとパタモンが先頭に立って歩く
私の隣にヤマトが近付いた。

『……友達…か。』

「もう一人じゃないだろ。俺達だっているから。」

『ヤマト…そうだね。あの時助けてくれたから今の私がいる…けど、ヤミモンがいなくなって心に穴が空いたのも事実なんだ。』

「…A…忘れるなんて事はしなくていい。俺も救えなかったデジモンが沢山いた…中でも良いデジモン達を忘れずにいる…救えたかもしれなかったんだ…。」

『……似たもの同士なんだね…忘れない。それに完全に消滅したわけじゃないと思ってる…だから、また会えるよね？』

「そうだな。その時は仲間として迎えよう」

私はその言葉に頷いて見せた。
ヤマトは柔らかい笑みを浮かべ見つめてる。

そうして目的地“サンタゲリア”に到着した。